現在、千里山団地の建て替えに伴う駅周辺再開発事業で、木々や生け垣の伐採に続きいよいよ団地取り壊しの準備が進んでいます。
そのゾーンの中にあるバイク駐輪場の横に一枚のミラーが設置されています。それはカーブミラーのような目的で誰かが設置したものと想像していました。
しかしミラーに写し出される方向は、どちらかと言えば死角ではなく見通しの効く方に向けられているので、自動車の運転手もミラーよりも実際の目視で、出てくるバイクが十分に確認できます。
その後、別に深く考えるでもなかったのですが、先日バイクに乗った一人のお洒落な格好をした若者が、駐輪場から出て来た時にその理由がようやく分りました。
彼はヘルメットで乱れた髪型をミラーに写して身嗜みを直していたのでした。そう想ってこのミラーを改めて見ると、なるほど玄関などに架かっていても良いイメージのものではないでしょうか。いかにもカーブミラー然として置かれているので、取り除けられる心配も無いのが面白いと思いました。