先日、岸和田の姉の家に行き新聞の地域欄を読んでいたら、堺市の路面電車阪堺線のNEW車両のカラーが市民の投票で決定したという記事が載っていました。
それによると「車体上部が緑、車体下部が白茶、アクセントカラーにジャパンメタリックをあしらったカラーデザイン」という説明です。緑は阪堺線のカラーということで元々は市内に点在する古墳群の緑をイメージし、「白茶」は千利休に因んで「わび・さび」を表現する伝統色ということで‥‥「利休鼠」みたいなものでしょうか、とても深みのあるベージュです。アクセントカラーのジャパンメタリックの方はよく分りません。
和風の車両と言えば阪急京都線の「京とれいん」を想い起こします。こちらはインテリアも本格的な和テイストになっており、京都観光のイメージ作りに一役買っています。阪急梅田駅のディスプレーBIGMANでも「京とれいん」の魅力的な紹介映像が流れます。
和の落ち着きや上質な雰囲気はこれからもいろんなところに活かされてくると想われますし、それが地域の伝統やアイデンティティーと繋がるものであれば、より深い想いや愛着を観光客だけでなく住民自身でも感じられるのではないでしょうか。