相模原市南区磯部に河川(相模川)から用水路へ必要な灌漑水を取り入れる施設「磯部頭首工」がある。「取水堰」と「取入口」とから成る構造である。平成12年3月に竣工した「磯部取水門の型式」はステンレス鋼製スライドゲートである。設置数は10門で電動ラック式で開閉。手前6門が相模川左岸用水路、奥4門が相模川西部土地改良区(相模川右岸)の取水口である。ひと月振りに「磯部頭首工」の下流にある「磯部床止め」を訪れると止の前に置かれた数百個のテトラポッド(消波ブロック)近くには全身ほぼ黒色の大型の水鳥「カワウ」が百羽以上、白い「小サギ」と「アオサギ」が十数羽群れを成して休息中である。ここには小魚も多くいるせいか川面に顔を近づけ狙いすましているようである。これも一期一会、一鳥一会である。(2109)





