上野恩賜公園内の東京国立博物館前の「竹の台広場」に「噴水池」がある。竹の台噴水の現在の場所は幕末迄、東叡山寛永寺の中堂が建っていた江戸最高の瑠璃色の大伽藍があった所。竹の台とは慈覚大師(794~894)が唐の五台山から竹を根分けして持ち帰り比叡山に移植したのを更に根分けしてここ寛永寺のこの噴水の付近に植えられたことから竹の台となった。その噴水池の外周を囲む様に今、赤、黄、白、ピンクの色鮮やかな「アイスチューリップ」が咲き乱れている。このアイスチューリップはウインターチューリップとも呼ばれ早咲きのチューリップの球根を土に植えたまま冷凍貯蔵(冷蔵保存)して、開花期を遅らせて冬に咲かせている。人工的な操作をしているお陰で我々はひと月以上もこのチューリップの美しい花を見ることができる。広場の真正面にある「国立東京博物館」日本館が池面に映って幻想的な光景となっている。(1812)







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