2年ほど前、横浜市と川崎市は「市営地下鉄ブルーライン」(横浜市高速鉄道3号線)「あざみ野」(同市青葉区)~「新百合ケ丘」(川崎市麻生区)間の延伸事業を発表していた。事業化発表時の新百合ケ丘~すすき野間のルート候補として①新駅を市営スポーツ施設「ヨネッティー王禅寺」付近に置く東側、➁王禅寺公園付近にする中央、③は白山付近に設ける西側の3ルートであったが、川崎市側の区間を麻生区王禅寺付近を経由する「東側ルート」で合意したことで横浜市は今後、環境影響評価の手続きに向けた準備を始めるということである。駅利用者が最も多く見込め、市北部の公共交通網の充実など整備効果も高いと判断したことによる。計画では事業主体の横浜市交通局が約6.5kの延伸区間を整備し4駅を新設。うち3駅は嶮山交差点(横浜市青葉区)付近、すすき野付近、新たな終点になる小田急線「新百合ケ丘駅」南口(川崎市麻生区)決定した。総事業費は「約1720億円」(見込)で2030年の開業を目指すということである。延伸ルート決定により「あざみ野~新百合ケ丘間」が約10分で結ばれる。小田急線「新百合ケ丘駅」に直結するのか、近くにできるのか不明であるが、いずれにしても「新百合ケ丘」から「JR新横浜駅」まで乗り換え不要となり約27分に短縮され、新幹線も利用可能となる。市交通局は延伸区間の1日当たりの利用者数を「約8万人」と見込んでいる。果たして8年後の「新百合ケ丘駅」がどのように変貌するのか今から楽しみである。(2201)
上記画像の出典:横浜市営地下鉄
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