相模太夫の旅録=Tabi Log

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相模国国分寺後継寺院の「東光山国分寺」

2021-08-06 07:57:56 | 寺院
海老名市国分に相模国国分寺後継寺院、高野山真言宗の寺院「東光山国分寺」は鎮座している。天平13年(741)聖武天皇の詔によって国ごとに設置された「官寺」で奈良の「東大寺」、「法華寺」がそれぞれ総国分寺、総国分尼寺とされた。日本各地に建立された国分寺の中でも、国分寺市にある「医王山国分寺」は「武蔵国分寺」といわれる。創建は奈良時代750年頃。本尊は国分薬師=薬師如来である。創建後の10世紀に衰退、鎌倉時代に修復、室町時代から戦国時代衰退、安土桃山時代から江戸時代に再興、幕末から明治初には衰退、明治時代に再興、そして現在と苦難の歴史を繰り返している寺院である。正徳年間(1773)住僧堯智本堂を再建し本堂、薬師堂、経蔵、山門、庫裡等の堂宇が並ぶが、幕末頃本堂、経蔵、山門等廃絶。明治期末火災により薬師堂類焼の厄を罹るも仏像類は難を免れ、同年11月薬師堂跡に仮堂の「本堂」が再建された。「山門」より石段を上りると境内左手正面に「本堂」「客殿」、そして重要文化財の「梵鐘」がある「鐘楼」、「六地蔵」がある。山門前参道には市の指定樹「大けやき」が聳えている。(2108)
 
 
 



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