鎌倉市坂ノ下に「鎌倉権五郎神社」として知られている「御霊神社」はある。創建年代は不詳ながら御霊信仰思想の広がりと鎌倉氏による地方開発の展開などから平安時代後期と推定される。もとは関東平氏五家の始祖、鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の5霊を祀った神社であることから「御霊神社」と呼ばれる。後に祭神は「鎌倉権五郎景政」の一柱のみとされ祭神の名から「鎌倉権五郎神社」と呼ばれた。長谷寺の裏、鎌倉坂ノ下にあり「鳥居」のすぐそばには踏切があり「江ノ電」が走りあじさいとのショットのスポットで賑わう。鳥居を抜けると右手に社務所、正面に「社殿」がある。境内の到る所、特に「社殿」背後に山丘には色とりどりの「あじさい」が神秘的な美しさを見せている。社殿の左横には「神輿庫」、伏見稲荷大社より勧請した「稲荷神社」他6社の境内社がある。当社は鎌倉江の島七福神の福禄寿を祀る。(1906)






