相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

島津公と縁のある「松風山晴雲寺」

2023-07-16 08:29:21 | 寺院
平塚市立野、光圓寺のはす向かいに浄土宗寺院「松風山晴雲寺」は鎮座している。創建は天正18年(1590)。本尊は阿弥陀如来。当寺は昭和20年までは平塚駅前にあったが戦災で全焼に遭った後、戦後の都市計画で現在地に移転した。馬入川で川止めに会った鹿児島の「島津公一行」が当寺に宿泊した縁により島津公の紋章を頂いたとの謂れがある。平塚駅より東海道崇善小前信号を渡った住宅街の一角に構えられている大きな「山門」より入山すると石畳の参道が続き、手入れされた庭の正面に昭和34年(1959)に再建の入母屋づくりの「本堂」、その左手に「庫裏」、本堂右手には「勢至丸様坐像」や「阿弥陀像」、「名号塔」、「百万遍念仏供養塔」が建ち並んでいる。当寺は平塚第二の「蓮寺」と呼ばれ境内には大きい蓮鉢が十個近く置かれている。今年は時期尚早なのか紅白の「ハス」の花が2輪ほど咲いていた。また当寺の墓地内には平塚八幡宮の青銅大鳥居を寄進した「本誉還真上人の墓」、「番町皿屋敷のお菊の墓」がある。当寺は相模新西国三十三観音霊場15番札所で「船越聖観音」を安置している。(2307)
 
 
 
 
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 応永年間創建の「稱名山長善寺」 | トップ | 平塚発祥の地「平塚の塚緑地」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

寺院」カテゴリの最新記事