母親が不妊治療中で、自らは「閃輝暗点」と診断された偏頭痛を伴う眩い光が見える症状に苦しむミルキー好きの高校生椎谷しずくが、駅前の親水公園の一画にある縛られ地蔵で知り合った「ウメモトタマキ」と名乗る高校生と、地蔵に願う事情を背景としつつ言葉と心情を交わす様子を描いた小説。
しずくの光視症と偏頭痛、口内炎が折々に姿を現しますが、これはストーリーのアクセントなのか、心象を示すものか…
タイトルは、植物が梅雨の時期に1本の木が育てられる果実の限界を超えた若い果実、種の入っていない果実や弱い果実を小さいうちに落とす「生理的落果」から(73ページ等)。しずくの母が不妊治療にかける期待と情熱、しずくの立ち位置と感情が反映されているものと読めます。ちょっとせつないですが。

夢野寧子 講談社 2023年7月27日発行
群像新人文学賞受賞作
しずくの光視症と偏頭痛、口内炎が折々に姿を現しますが、これはストーリーのアクセントなのか、心象を示すものか…
タイトルは、植物が梅雨の時期に1本の木が育てられる果実の限界を超えた若い果実、種の入っていない果実や弱い果実を小さいうちに落とす「生理的落果」から(73ページ等)。しずくの母が不妊治療にかける期待と情熱、しずくの立ち位置と感情が反映されているものと読めます。ちょっとせつないですが。

夢野寧子 講談社 2023年7月27日発行
群像新人文学賞受賞作

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