大分県杵築市で中秋の名月に合わせて行われる「観月祭」に七島藺工芸の実演を行う予定の七島藺マイスター波多野七海が、しばらく前から怪しい男につきまとわれていたところ、波多野母子が20年来親しくしてきたパン屋の妻が別府公園で殺害され、多摩川ガス橋付近で元警察官が殺害された事件が関連してくるという展開のミステリー小説。
厚さの割にスルスル読めるところは心地よいのですが、今どきのご時世で極左をことさらに悪者にして危機感を煽るセンスはいかがなものかと思いました。
麻生幾 文春文庫 2023年8月10日発行(単行本は2020年12月)
厚さの割にスルスル読めるところは心地よいのですが、今どきのご時世で極左をことさらに悪者にして危機感を煽るセンスはいかがなものかと思いました。
麻生幾 文春文庫 2023年8月10日発行(単行本は2020年12月)
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