脳、神経の老化を研究してきた著者の研究史の形で脳の老化について解説した本。
最初の方のやさしめの語り口や紹介されているさまざまなエピソードから読みやすいかと思ったのですが、第3章から第10章にかけて、私が成人後とみに苦手になった生化学系のカタカナ・アルファベットの化学物質とゲノム関係の見慣れぬ/馴染めない用語が飛び交う専門的記述が続き、苦しみました。
「おわりに」で、2021年に出した講談社ブルーバックス『寿命遺伝子:なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか』が「一般向けとしては少し難しいと思われたかもしれない」と述べています(312ページ)。その本は読んでいませんけど、この本がブルーバックスより易しいというのでしょうか。わたしが知らないうちにブルーバックスはそんなにも難しい本になっているのでしょうか。
脳科学領域の本で高齢者には希望を与えてくれる脳の神経の再生(増殖)に関する最近の話題については、第9章で触れられていますが、著者の立場は慎重というか懐疑的なニュアンスです。いくつになってもまだ伸びしろがある、というわけにはいかないんでしょうか。
森望 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2023年12月6日発行
最初の方のやさしめの語り口や紹介されているさまざまなエピソードから読みやすいかと思ったのですが、第3章から第10章にかけて、私が成人後とみに苦手になった生化学系のカタカナ・アルファベットの化学物質とゲノム関係の見慣れぬ/馴染めない用語が飛び交う専門的記述が続き、苦しみました。
「おわりに」で、2021年に出した講談社ブルーバックス『寿命遺伝子:なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか』が「一般向けとしては少し難しいと思われたかもしれない」と述べています(312ページ)。その本は読んでいませんけど、この本がブルーバックスより易しいというのでしょうか。わたしが知らないうちにブルーバックスはそんなにも難しい本になっているのでしょうか。
脳科学領域の本で高齢者には希望を与えてくれる脳の神経の再生(増殖)に関する最近の話題については、第9章で触れられていますが、著者の立場は慎重というか懐疑的なニュアンスです。いくつになってもまだ伸びしろがある、というわけにはいかないんでしょうか。
森望 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2023年12月6日発行
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