海賊船(ディアブロ号)とその属する「海賊連盟」、吸血海賊船ヴァンパイレーツ(ノクターン号)と反旗を翻して独立したシドリオたち、ディアブロ号とノクターン号に命を救われた双子の兄弟コナーとグレースの運命で展開するファンタジー。
11巻では、10巻までで実はシドリオの子で人間とヴァンパイアのハーフの「ダンピール」であると知ったコナー、グレースがそのことに悩みつつそれを受け入れ、チェン・リー(海賊船タイガー号)やモッシュ・ズー(ノクターン号)側でもその事実とそれに基づく思惑からコナーとグレースに使命を課し、シドリオはコナーとグレースを取り込むべく招待し、コナーとグレースがシドリオの元を訪れるという展開になります。
10巻でコナーが首をはねたローラがあっさり復活し、作者が気が変わったのか元々の構想なのかわかりませんが、まだ続きそうな感じです(原書は2011年に第6巻:"IMMORTAL WAR"が出版されています)。
日本語版11巻は、原書第5巻(原題:EMPIRE OF NIGHT)を例によって小分けして訳した1つめです。読者の興味をそそるプロローグがあり、これは作品の途中のハイライト部分につながっているのですが、これが日本語版では小分けされているがために11巻の中ではそこに至りません。原書の読者はプロローグの続きにたどり着けるのに、日本語版の読者は12巻が(場合によれば13巻が)発売されるまでそこにたどり着くことができません。これまでの前例からすると12巻が発売されるのは11巻発売の4か月程度後で2013年8月と予想されます。「トワイライト」シリーズでも声高に文句を言い続けたことですが、こういう販売政策、もうやめてくれませんかねぇ。読者をバカにしてると思います。製本や価格の関係でどうしても分冊にしたいなら、せめて一気に発売して欲しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare1.gif)
原題:VAMPIRATES:EMPIRE OF NIGHT
ジャスティン・ソンパー 訳:海後礼子
岩崎書店 2013年3月31日発行 (原書は2010年)
11巻では、10巻までで実はシドリオの子で人間とヴァンパイアのハーフの「ダンピール」であると知ったコナー、グレースがそのことに悩みつつそれを受け入れ、チェン・リー(海賊船タイガー号)やモッシュ・ズー(ノクターン号)側でもその事実とそれに基づく思惑からコナーとグレースに使命を課し、シドリオはコナーとグレースを取り込むべく招待し、コナーとグレースがシドリオの元を訪れるという展開になります。
10巻でコナーが首をはねたローラがあっさり復活し、作者が気が変わったのか元々の構想なのかわかりませんが、まだ続きそうな感じです(原書は2011年に第6巻:"IMMORTAL WAR"が出版されています)。
日本語版11巻は、原書第5巻(原題:EMPIRE OF NIGHT)を例によって小分けして訳した1つめです。読者の興味をそそるプロローグがあり、これは作品の途中のハイライト部分につながっているのですが、これが日本語版では小分けされているがために11巻の中ではそこに至りません。原書の読者はプロローグの続きにたどり着けるのに、日本語版の読者は12巻が(場合によれば13巻が)発売されるまでそこにたどり着くことができません。これまでの前例からすると12巻が発売されるのは11巻発売の4か月程度後で2013年8月と予想されます。「トワイライト」シリーズでも声高に文句を言い続けたことですが、こういう販売政策、もうやめてくれませんかねぇ。読者をバカにしてると思います。製本や価格の関係でどうしても分冊にしたいなら、せめて一気に発売して欲しい。
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原題:VAMPIRATES:EMPIRE OF NIGHT
ジャスティン・ソンパー 訳:海後礼子
岩崎書店 2013年3月31日発行 (原書は2010年)