新幹線のホームに立っていると、折り返しの列車が入ってきて、車内清掃を行う人たちがそれを迎える光景が見られます。
それぞれが所定の位置に着き、ドアが開くと同時に、一斉に深々と頭を下げます。
う~ん、そこまでする必要があるのだろうか。いつもそう思います。
アテンダントと呼ぶようですが、車内販売の人が車内を通り抜けて別の車両に移る時、必ず後ろを振り向いて、へそのあたりに両手を重ね、頭を下げてから移っていきます。
う~ん、何故そこまでしなければならないの。
日本人は礼儀が好き、規律正しいのが好き、美しいのが好きというのは分かりますが、過剰になってはいまいか、そう思います。
形によって心が整うというのは、曹洞宗のテーマのようなものですから、形を整えることに意義はないのですが、形にこだわりすぎると心がついていかないということはないのか、と考えてしまいます。屁理屈ですかね。
北某国の軍事パレードなどを見ると、一糸乱れずというのはこういう光景を言うのだろうなと、恐ろしげに感心してしまいますが、あの人たち一人ひとりの心はどうなっているのだろうか、大丈夫なのだろうかと余計な心配をしてしまいます。
バンコクの高級デパートなどに行って、女子店員が靴を投げ出して床にあぐらをかき、弁当などを喰っているのを見ると、もう少しどうにかならないのか、この国に規律はないのかと思ってしまいます。
それぞれの国の文化や習慣や好みも違うのでしょう。どこに心地よさを感じるのかが国の形のようにも思います。
心が整うほどの形であればいいのだろうなと考えました。