なあむ

やどかり和尚の考えたこと

森林は油田

2013年02月13日 22時07分17秒 | 地球環境

今日、新庄市で環境関係の講演会がありました。

講師は、岩手県紫波町長藤原孝氏。

紫波町は、「循環型のまちづくり」を目指して、多角的な事業を展開しています。

盛岡と花巻の中間に位置し、東北新幹線、東北自動車道、北上川が町を貫く紫波町。

豊富な森林を活かした木質バイオマス(地エネ)によるエネルギーの地産地消を目指しています。

また、象徴的な建造物として、小学校や幼稚園、駅待合室、産直施設など、数多くの建物を町産材で建設。町の産業と経済にも配慮されています。

太陽光発電、薪、ペレットストーブの導入促進、廃食用油のBDF化など、そして現在、いわゆるスマートタウン、「オガール プロジェクト」を推進中。

それらの事業推進が、町長という人間一人の決断と信念に発しているという点に感じ入りました。

町長曰く、「首長の仕事は、これだと決めたものを、ブレずに何度も何度も繰り返し繰り返し語り続けることだ、そのうちに、そういうものかと納得してくれるようになる」。けだし名言かと受け止めました。

実は紫波町、ご縁あって、その木造建築物群を設計した佐川旭氏とともに、学校や幼稚園を訪ねたことがあります。

素晴らしい建物に感激したことを思い出しながら、改めていい町長がいるいい町だとうらやましくなりました。

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