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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
3月11日が近づいてきました。
早や丸5年を迎えようとしています。
忘れるどころか、だんだん気が重くなってくるようです。
1週間ほど前、私より4日早く生まれた同級生の農家、勝明から電話がかかってきました。
「3.11を忘れないために、311gの米を311袋作って配りたいと思うんだけどどう思う?」
標準語に通訳すればそういう内容でした。
手のけがの手術で入院中だったために、暇でいろんなことを考えていたようです。
「面白いんじゃないの、手伝うよ、時間がないからやるなら早く準備しないと」
「だから、その趣旨を文書に書いてくれよ」という意図でした。
それならばと、文章を書き始めて、「忘れない」が、なぜ米なのか、そのつながりがいまいち。
その時、「忘れない」「米」…「忘れ米(まい)」!
まけないタオルの時のような言葉のマッチングが頭に浮かびました。
以下、文章は次のようなものです。
3.11を 忘れ米
言葉を失った
心が痛かった
何度も涙を流した
命が締め付けられた
あの日から5年を迎えます
時間とともに 忘れていくのは 自然なこと
でも 忘れてはいけないこともある
未来のために語り継いでいかなければならないことがある
いや 今も 困難な中に暮らす人がいる
故郷に帰れない人がいる
忘れられることは見捨てられること と感じる人がいる
だから 忘れ米(まい)
少しでも 忘却の自然に抗いたい
せめてこの日だけでも
灯火を点し 米を噛みしめて 心に刻みたい
そんな思いで310gの米と1gのローソクを詰めました
米は 俳人の黛まどかさんと一緒に作った
もがみ源流米 「夢まどか」です
心を込めた米は311袋 禅寺で祈祷済み
大切な人と ご飯を食べながら あの日の記憶を語り 心に刻んでいただければ・・・
それが私の願いです
奥山勝明
田舎の農家のオヤジでも、このぐらいのことは考えることができます。
入院中でも、それだけの思いはあります。
他人事と考えずに、自分のできることは何かを考えていただきたい。
それだけの大きな災害ですし、それだけの悲しみが被災地にはあります。
自分が今ここに生きているのは、そこに意味があるからだと考えます。
米は数が限られているので、これまで支援活動でつながってきた方々に送っています。
残念ながら、ご希望があってもお分けすることはできません。ご了承ください。
今週はここまで、また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
3月11日が近づいてきました。
早や丸5年を迎えようとしています。
忘れるどころか、だんだん気が重くなってくるようです。
1週間ほど前、私より4日早く生まれた同級生の農家、勝明から電話がかかってきました。
「3.11を忘れないために、311gの米を311袋作って配りたいと思うんだけどどう思う?」
標準語に通訳すればそういう内容でした。
手のけがの手術で入院中だったために、暇でいろんなことを考えていたようです。
「面白いんじゃないの、手伝うよ、時間がないからやるなら早く準備しないと」
「だから、その趣旨を文書に書いてくれよ」という意図でした。
それならばと、文章を書き始めて、「忘れない」が、なぜ米なのか、そのつながりがいまいち。
その時、「忘れない」「米」…「忘れ米(まい)」!
まけないタオルの時のような言葉のマッチングが頭に浮かびました。
以下、文章は次のようなものです。
3.11を 忘れ米
言葉を失った
心が痛かった
何度も涙を流した
命が締め付けられた
あの日から5年を迎えます
時間とともに 忘れていくのは 自然なこと
でも 忘れてはいけないこともある
未来のために語り継いでいかなければならないことがある
いや 今も 困難な中に暮らす人がいる
故郷に帰れない人がいる
忘れられることは見捨てられること と感じる人がいる
だから 忘れ米(まい)
少しでも 忘却の自然に抗いたい
せめてこの日だけでも
灯火を点し 米を噛みしめて 心に刻みたい
そんな思いで310gの米と1gのローソクを詰めました
米は 俳人の黛まどかさんと一緒に作った
もがみ源流米 「夢まどか」です
心を込めた米は311袋 禅寺で祈祷済み
大切な人と ご飯を食べながら あの日の記憶を語り 心に刻んでいただければ・・・
それが私の願いです
奥山勝明
田舎の農家のオヤジでも、このぐらいのことは考えることができます。
入院中でも、それだけの思いはあります。
他人事と考えずに、自分のできることは何かを考えていただきたい。
それだけの大きな災害ですし、それだけの悲しみが被災地にはあります。
自分が今ここに生きているのは、そこに意味があるからだと考えます。
米は数が限られているので、これまで支援活動でつながってきた方々に送っています。
残念ながら、ご希望があってもお分けすることはできません。ご了承ください。
今週はここまで、また来週お立ち寄りください。