なあむ

やどかり和尚の考えたこと

三ちゃんのサンデーサンサンラジオ67

2016年08月07日 05時06分26秒 | サンサンラジオ
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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!

今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。

おはようございます。
いよいよオリンピックが始まりましたね。
番組表などを見るとワクワクしてきます。
でもこのワクワクはつくられたものかもしれません。
NHKを含め国内の全ての放送局が、「注目の競技は」と紹介しています。
競技が始まる前から「これを見逃すな」とばかりに、予告をしています。
それは、見たいと思わせ、ワクワクさせるように仕向けられている、とも言えるのかもしれません。
オリンピックの放送権料というのが莫大な金額だそうで、そのために民放はスポンサーを募り、高額な広告料を取るわけですから、見てもらわなければならないと必死になるのは分かります。
えー、NHKは?と思いますが。
そもそも、4年後の東京も含めて、なぜこんなクソ熱い、あ、南半球ののブラジルは暑い時季じゃないのか?ともかく、東京が夏に開催するのは、アメリカの放送局がスポーツの放送がない時季を選んで決まったという話ですよね。
昭和39年のオリンピックの時は開会式が10月10日だったと記憶しています。その日が1年で一番雨の少ない日だとかで、つまり開催国の事情に合せた開催というのができた訳ですよね。
体育の日もこの日でしたね。
それが、その国の事情よりも他の大国の、しかも放送局の意向で決まるというぐらい、放送の力が大きくなっているということでしょう。放送局の力というよりは、謂わば経済界、企業の力というべきでしょうが。
昔のスポーツの放送などは、ほとんどがNHKを見ていたのだと思いますが、もっともっと公平な放送をしていたように思います。
注目競技ももちろんあったのでしょうが、そうでない競技や選手も割と公平に映っていたと思うのです。勝った競技優先ではなく、頑張った選手に拍手を送るような放送に徹していたのではなかったでしょうか。
昨日の開会式の放送の中で、アナウンサーが、「参加基準に満たない国の選手も参加できるように配慮されています」というような解説をしていましたが、そうだよな、それがオリンピックの意味だよな、「参加することに意義あり」などと言っていたよな、と思って聞いていました。
それがなかなか、そうなっていないのじゃないかと思う最近のオリンピックです。
日本の民放のスポーツ番組などは、うっとうしいじゃりタレを使ったり、美形の選手ばかりを殊更に追いかけたり、これがスポーツ番組かとイライラしてしまいます。
そんなことをNHKまでまねることはないでしょう。
予告で煽って、見るべき競技とそうでもない競技と、はじめから視聴者に示さずに、競技の報告を淡々と報道してくれてもいいのじゃないかと思うのです。
そうでないと、先週も話をした薬物使用にも頼ることにもなりかねませんし、どこぞの国のように、メダルを取った人には一生困らないような生活が保障されるというようなことにもなるでしょう。
第一に、注目が期待となり、期待が選手のプレッシャーとなり、出せる力も出なくなることもあるんじゃないですか。
参加することに意義があり、スポーツによる平和の祭典がオリンピックの意味であることを勘違いしないような報道であることを切に望みたいと思います。
さて、今日の注目競技はと・・・。


今週はここまで。また来週お立ち寄りください。