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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
4月になりました。
それなのにまだ寒いです。
今年は降る雪の量は少なかったのですが、彼岸が過ぎても気温が上がらないせいで、雪の解け方が遅いです。
春はまだ先という感じですね。
先日30日、一つの事業の打ち上げをしました。
東日本大震災支援の一つとしてシャンティが行ってきた移動図書館活動「走れ!東北 移動図書館プロジェクト」山元事務所の活動が3月いっぱいで終了となりました。
これまで頑張ってくれたスタッフ4名を鳴子温泉で慰労し、共ににぎやかな一夜を過ごしました。
震災の年の7月に岩手で走り始めた移動図書館車。
当初、震災の支援活動として移動図書館というのはどうかなと懸念もありましたが、津波で図書館も流された岩手の支援としてスタートしました。
その後、宮城、福島へと活動は広がり、図書館車も各方面から寄贈いただいたりして、初代の軽トラ号から数え都合5台に上りました。
シャンティの活動は、37年前のカンボジア難民キャンプでの移動図書館活動を原点としていますから、その経験と蓄積が東日本の被災地でも活きました。
各地の仮設住宅を回り、「立ち読み、お茶のみ、おたのしみ」をキャッチフレーズに、気軽に立ち寄れる場所として利用していただきました。
本の種類も、固い本だけでなく、雑誌や新聞、漫画本、コミック誌などなど、普段図書館を利用しない方にも立ち寄っていただけるように工夫してきました。
リクエストにも応えました。
家族を失って一人暮らしをする男性からは料理本が求められました。
女性からは編み物や趣味の本が人気でした。
出来た作品はお茶のみの場に飾られ、そこからまた話が弾みました。
図書館のいいところは、借りた本を返すという性質があるところですね。
次にやってくるときに借りた本を返す。また借りる。
という具合に、連続していくところです。
そのうちに顔なじみなります。
お茶を飲みながらいろんな話をするきっかけとなります。
単発のイベントやサンタクロースのような支援ではなく、決まった時に必ずやってくるという安心感が大事だったように思います。
「こんな天気だから来ないかと思った」と言われた雨の日も雪の日も、必ず行きました。
5年7カ月で、本を借りた人は延べ6万1千人。貸し出した図書は延べ13万3千冊に上りました。
本を借りずに立ち寄ってお茶を飲んだだけの人も数えると、その数はかなりになると思います。
まだ使える図書館車は地元の自治体や活動団体に寄贈して、第2第3の活動が始まっています。
図書館車の運行最終日に、スタッフは利用者から手紙をいただきました。
親子で書いてくれた方もいました。
その中のお一人はこう書いてくれました。
「一日を過ごすことが精いっぱいで、私に『明日』は存在しませんでした。移動図書館のカレンダーをもらってから『この日が楽しみ』と思えることが再びできるようになったんです。嬉しかった!!」
たかが1冊の本ですが、その一冊の本が「明日」を取り戻し、希望を抱くきっかけになったのだとしたら、この活動はとても意味があったと思います。
被災地での移動図書館。特に今回の大震災のような長期化する被災地には有効な活動であったと改めて思います。
岩手の図書館活動を6月いっぱいで終了しますが、シャンティの支援は、今後福島県南相馬市小高区の帰還者への寄り添い活動として継続していきます。
こちらは、手探りで活動を続けていきますが、もう少し側にいさせてもらう予定です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
4月になりました。
それなのにまだ寒いです。
今年は降る雪の量は少なかったのですが、彼岸が過ぎても気温が上がらないせいで、雪の解け方が遅いです。
春はまだ先という感じですね。
先日30日、一つの事業の打ち上げをしました。
東日本大震災支援の一つとしてシャンティが行ってきた移動図書館活動「走れ!東北 移動図書館プロジェクト」山元事務所の活動が3月いっぱいで終了となりました。
これまで頑張ってくれたスタッフ4名を鳴子温泉で慰労し、共ににぎやかな一夜を過ごしました。
震災の年の7月に岩手で走り始めた移動図書館車。
当初、震災の支援活動として移動図書館というのはどうかなと懸念もありましたが、津波で図書館も流された岩手の支援としてスタートしました。
その後、宮城、福島へと活動は広がり、図書館車も各方面から寄贈いただいたりして、初代の軽トラ号から数え都合5台に上りました。
シャンティの活動は、37年前のカンボジア難民キャンプでの移動図書館活動を原点としていますから、その経験と蓄積が東日本の被災地でも活きました。
各地の仮設住宅を回り、「立ち読み、お茶のみ、おたのしみ」をキャッチフレーズに、気軽に立ち寄れる場所として利用していただきました。
本の種類も、固い本だけでなく、雑誌や新聞、漫画本、コミック誌などなど、普段図書館を利用しない方にも立ち寄っていただけるように工夫してきました。
リクエストにも応えました。
家族を失って一人暮らしをする男性からは料理本が求められました。
女性からは編み物や趣味の本が人気でした。
出来た作品はお茶のみの場に飾られ、そこからまた話が弾みました。
図書館のいいところは、借りた本を返すという性質があるところですね。
次にやってくるときに借りた本を返す。また借りる。
という具合に、連続していくところです。
そのうちに顔なじみなります。
お茶を飲みながらいろんな話をするきっかけとなります。
単発のイベントやサンタクロースのような支援ではなく、決まった時に必ずやってくるという安心感が大事だったように思います。
「こんな天気だから来ないかと思った」と言われた雨の日も雪の日も、必ず行きました。
5年7カ月で、本を借りた人は延べ6万1千人。貸し出した図書は延べ13万3千冊に上りました。
本を借りずに立ち寄ってお茶を飲んだだけの人も数えると、その数はかなりになると思います。
まだ使える図書館車は地元の自治体や活動団体に寄贈して、第2第3の活動が始まっています。
図書館車の運行最終日に、スタッフは利用者から手紙をいただきました。
親子で書いてくれた方もいました。
その中のお一人はこう書いてくれました。
「一日を過ごすことが精いっぱいで、私に『明日』は存在しませんでした。移動図書館のカレンダーをもらってから『この日が楽しみ』と思えることが再びできるようになったんです。嬉しかった!!」
たかが1冊の本ですが、その一冊の本が「明日」を取り戻し、希望を抱くきっかけになったのだとしたら、この活動はとても意味があったと思います。
被災地での移動図書館。特に今回の大震災のような長期化する被災地には有効な活動であったと改めて思います。
岩手の図書館活動を6月いっぱいで終了しますが、シャンティの支援は、今後福島県南相馬市小高区の帰還者への寄り添い活動として継続していきます。
こちらは、手探りで活動を続けていきますが、もう少し側にいさせてもらう予定です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。