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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
4月23日、日曜日です。
大学時代に、わずかばかり「広告研究会」に在籍していたことがあります。
そのせいだということもありませんが、広告は好きで気になります。
最近のテレビコマーシャルで気になっているのは、
GUの「PALAZZOパンツ」のCMですね。
GUというのはファッション通販の会社なのでしょうか。よく知りませんが。
このCM、音楽に合わせてモデルの女性がダンスを踊るというだけの、わずか15秒の短い映像ですが、一度目にしただけで気になる存在になりました。
音楽と、ダンス、モデルの女性の組み合わせがいいのでしょうね。
音楽は、スキャットマン・ジョンの『スキャットマン』という名曲をCM用にアレンジしたもののようです。
ダンスの女性は、女優の中条あやみと内田有紀、とのこと。
ファッションには全く関心がないのですが、広告が気になったのでした。
そこで考えました。
このわずか15秒の間に、見ている視点はそれぞれの立場によって違うのだろうなと。
「このパンツいいかも」と思って見ている一般視聴者女性の他に、私のようにパンツ以外を見ている人もいます。
ファッション関係、業界の方々は、当然その「パンツ」に目が行くのでしょう。
それは売れるのか、値段はいくらなのか。それを見込んで、ちゃんと「¥1.990」と言っています。
音楽関係の人は、「ああ、これはあの『スキャットマン』だ。オリジナルかアレンジか」と聞き耳を立てているでしょう。
ダンサーは、「誰の振り付けだ」と気になっているでしょう。
映像関係者は、「ロケ場所はどこだ、カメラアングルは」とチェックしているでしょう。
タレント派遣会社の人達は、「キャスティングはどうだ、どこの事務所がやったんだ」と思うでしょう。
もちろん、広告関係の方は、「どこの誰が作ったCMだ、制作費はいくらだ」と気を揉んでいるでしょう。
他にも、テレビ局の人、GUの関係者、それぞれがそれぞれの思惑でこの15秒を凝視しているに違いありません。
コマーシャルだからといって、商品だけを見ているわけではないのです。
それは、法話をする布教師に対しても同じことでしょう。
話の内容ばかりに集中しているわけではないはずです。
どこから来た人だ。
年齢はいくつだ。
お坊さんは年齢が分からない。
背が低い。
体重は何キロあるんだ。
眼鏡がカッコいい。
この声キライ。
お袈裟と衣の色合いが合わない。
襟元がダラシナイ。
足袋が汚れていないか。
なんだかエラそうだ。
もう、話には関係ないところで色んなことを見ているでしょう。
そんなことに左右されずに、商品、布教師の場合は話の内容をどれだけ伝えられるか。
それは全くコマーシャルと一緒です。
商品を伝えると言っても、その名前だけを連呼しても誰も注目してくれません。
仏法を受け取ってもらうために、アレンジをしたり、目を引く工夫をしたりする必要があります。
そのあたりはコマーシャルに学ぶところがありますね。
GUのコマーシャルでは、「パラッツオパンツ1990円」とナレーションが一言。
CMコンセプトとしては、ここを伝えたいわけです。そのために15秒の映像を作ります。
一座の法話において、伝えたいことは何なのか、その一言を伝えるために話をどのように組み立てるのか、その工夫をしなければなりません。プロなのですから。
見る視点によって受け取り方は千差万別であることも分かっておく必要があります。
ということで、今週はコマーシャルについて考えてみました。
PALAZZOパンツ youtube
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
4月23日、日曜日です。
大学時代に、わずかばかり「広告研究会」に在籍していたことがあります。
そのせいだということもありませんが、広告は好きで気になります。
最近のテレビコマーシャルで気になっているのは、
GUの「PALAZZOパンツ」のCMですね。
GUというのはファッション通販の会社なのでしょうか。よく知りませんが。
このCM、音楽に合わせてモデルの女性がダンスを踊るというだけの、わずか15秒の短い映像ですが、一度目にしただけで気になる存在になりました。
音楽と、ダンス、モデルの女性の組み合わせがいいのでしょうね。
音楽は、スキャットマン・ジョンの『スキャットマン』という名曲をCM用にアレンジしたもののようです。
ダンスの女性は、女優の中条あやみと内田有紀、とのこと。
ファッションには全く関心がないのですが、広告が気になったのでした。
そこで考えました。
このわずか15秒の間に、見ている視点はそれぞれの立場によって違うのだろうなと。
「このパンツいいかも」と思って見ている一般視聴者女性の他に、私のようにパンツ以外を見ている人もいます。
ファッション関係、業界の方々は、当然その「パンツ」に目が行くのでしょう。
それは売れるのか、値段はいくらなのか。それを見込んで、ちゃんと「¥1.990」と言っています。
音楽関係の人は、「ああ、これはあの『スキャットマン』だ。オリジナルかアレンジか」と聞き耳を立てているでしょう。
ダンサーは、「誰の振り付けだ」と気になっているでしょう。
映像関係者は、「ロケ場所はどこだ、カメラアングルは」とチェックしているでしょう。
タレント派遣会社の人達は、「キャスティングはどうだ、どこの事務所がやったんだ」と思うでしょう。
もちろん、広告関係の方は、「どこの誰が作ったCMだ、制作費はいくらだ」と気を揉んでいるでしょう。
他にも、テレビ局の人、GUの関係者、それぞれがそれぞれの思惑でこの15秒を凝視しているに違いありません。
コマーシャルだからといって、商品だけを見ているわけではないのです。
それは、法話をする布教師に対しても同じことでしょう。
話の内容ばかりに集中しているわけではないはずです。
どこから来た人だ。
年齢はいくつだ。
お坊さんは年齢が分からない。
背が低い。
体重は何キロあるんだ。
眼鏡がカッコいい。
この声キライ。
お袈裟と衣の色合いが合わない。
襟元がダラシナイ。
足袋が汚れていないか。
なんだかエラそうだ。
もう、話には関係ないところで色んなことを見ているでしょう。
そんなことに左右されずに、商品、布教師の場合は話の内容をどれだけ伝えられるか。
それは全くコマーシャルと一緒です。
商品を伝えると言っても、その名前だけを連呼しても誰も注目してくれません。
仏法を受け取ってもらうために、アレンジをしたり、目を引く工夫をしたりする必要があります。
そのあたりはコマーシャルに学ぶところがありますね。
GUのコマーシャルでは、「パラッツオパンツ1990円」とナレーションが一言。
CMコンセプトとしては、ここを伝えたいわけです。そのために15秒の映像を作ります。
一座の法話において、伝えたいことは何なのか、その一言を伝えるために話をどのように組み立てるのか、その工夫をしなければなりません。プロなのですから。
見る視点によって受け取り方は千差万別であることも分かっておく必要があります。
ということで、今週はコマーシャルについて考えてみました。
PALAZZOパンツ youtube
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。