なあむ

やどかり和尚の考えたこと

三ちゃんのサンデーサンサンラジオ133

2017年11月12日 05時00分00秒 | サンサンラジオ
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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!

今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。

11月12日日曜日。

昨日今日と、新庄英照院の本堂落慶晋山結制の法要式典です。
この本堂は、DXE一級建築士事務所の設計で沼澤工務店が施工した、伝統と斬新さを融合させた挑戦的な本堂で、今年の「ウッドデザイン賞」を受賞した建築です。
英照院は、私が永平寺の修行から帰って間もなく、留守番を頼まれていた寺であり、新婚生活もここから始まったご縁のある寺です。
「リバイバル 今蘇る平成の大叢林」と銘打って行われるこの度の大行事は、私にとってもうれしく誇らしい行事なのです。
昨日は前晩行事として、入寺式や配役本則行茶、萬燈供養が勤められた他、やなせななさんのコンサートも行われました。
私がやなせさんと初めて出会ったのが、震災の前の年の秋、山形空港でした。
英照院さん主催のコンサートにいらした彼女を空港で出迎え、次の年の集中講座の出演をお願いしていた関係で松林寺に下見に寄っていただいたのでした。
英照院とやなせさんと私にはそんなつながりもあったのです。

寺の行事は今日が当日で、盛りだくさんになっています。
晋山式、晋山開堂、首座法戦式、本堂落慶大般若と、業界の人以外は耳で聞いただけでは何が何だか分からない、そんな行事が続きます。
私は、それぞれの法要の前に、次の法要はどんな法要なのかを話す役目をいただいています。
法要全体は昼過ぎに終了する予定ですが、きっと伸びるでしょう。
記念撮影があり、お祝いの食事があって、だいたい午後2時ころの終了となると思います。

私の予定はその後も続きます。
本日午後から、最上町では「音の風コンサート」が開かれ、ヴァイオリンとピアノの演奏や合唱団の歌が公演されます。
この催しのきっかけになったのは、昨年亡くなった池田弦さんを偲ぶ会で、震災後、歌で被災地を元気にしようと最上町に合唱団「絆」ができ、そのテーマ曲になったのが『まけないタオル』でした。
やなせさんが作ったこの曲を弦さんが音頭をとって合唱曲に仕上げ、町の全ての小学校や多くの人々に歌の指導をしてこられました。
その思いと功績を引き継ごうと、今回第2回目の開催となりました。
そこに、ご縁のあるやなせさんがたまたま新庄まで来ていることから、英照院の法要の後最上町に顔を出すことになりました。
なので、彼女を最上町までお連れして、終わって古川駅まで送るという任務があります。

更に明日、東京でシャンティの会議があり、午前中だけ出席して引き返す、予定だったのですが、不幸が入って葬儀となり、上京は断念しました。
明後日14日は、演劇『焼け跡』の公演で、前晩の明日、劇団員を歓迎する前夜祭があります。
実行委員長としてこちらにも顔を出します。
そして『焼け跡』。
7年前に東京で初演され、全国各地を回って今年12月7日成田市公演を最後に115回の舞台に幕を下ろすことになっているようです。
最上町公演は108回目となります。
有終の美を飾るべく、劇団員も稽古に励んでいるとのこと。
山田洋二監督の映画『同胞』そのままに、地方を回って地域を元気にする演劇集団「希望舞台」です。
戦争孤児の子どもたちが希望をもって生きる姿に、感動を共にしたいと思います。
チケットはまだ間に合います。ご一緒しましょう。

ということで、昨日から明後日まで、なかなかの予定が入っています。
体がついていけるように頑張りまーす。


今週はここまで。また来週お立ち寄りください。