なあむ

やどかり和尚の考えたこと

サンサンラジオ198 彼の生き方

2019年02月17日 05時00分00秒 | サンサンラジオ
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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!

今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ、第198回。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。

2月17日、日曜日。

山口から帰ってから、葬儀があり、仙台と東京で会議があり、涅槃会があり、法事があり、カーリングを見なければならないと、楽しく過ごさせていただいています。
その中でもいろいろ考えました。

以前、便利さに使われるのはいかがなものか、などとここで言わせていただきました。
今の若者の様々な問題を見聞きして、その原因の一つに、直接顔を合わせて話をすることが苦手となり、便利な道具に頼り過ぎていることがあげられるのではないかと思っています。
しかし、先日山口で遭遇した北の国からのような生活を目の当たりにすると、テレビもスマホもない生活で本当に大丈夫なのかと心配をしてしまったことも事実です。
保育所に行かず、自然の中でヤギと家族と過ごす毎日は、人間の基本を形成する幼少期においてとても大事な生活だと心から思います。
お父さんは「心を病んだ人たちのケアに動物と触れ合うことは有効なのではないか、ヤギをレンタルすることも考えているんだ。犬や猫は餌代がかかるけどヤギは庭に放しておけば草を食べるし」と話していました。
確かにそれはそうかもしれない。
だけどなあ、何か一般的な感覚からズレてきているのではないかと思わないでいられませんでした。
たとえ過疎の田舎の村だとしても、その家1軒だけが特別な生活をし続けることが可能なのだろうか。大人はまだいいとして、これから社会に出ていく子どもたちは大丈夫なのだろうかと心配をしたところでした。
お父さんは「中学校までは面倒を見るけど、後は自分で勝手に生きろと突き放すんだ」と言っていたけど、果たして。
便利さへの疑問を感じながら、その真逆に暮らすことへも不安を感じるという矛盾を抱えています。

そうそう、来週24日、最上町で『おだやかな革命』の上映会をいたします。
実行委員会を組織して、協賛企業を中心に参加者の募集をしてます。狭い会場ですが希望者にはご参加いただけます。
24日日曜日。午後3時開場、3時30分上映。
会場は最上町健康センター視聴覚室。入場無料です。
映画上映後、東北芸工大三浦秀一先生と、映画にも出てくる喜多方の造り酒屋で原発事故後電力会社を立ち上げた佐藤彌右衛門社長との対談があります。
地元の資源を生かしながら豊かに生きる価値観の革命がテーマです。
そうか、山口の北の国からも豊かなのかもしれない。
そのあたりを考えるきっかけになればと思います。


今週はここまで。また来週お立ち寄りください。