三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第321回。7月4日、日曜日。
7月に入りました。
梅雨の中どんよりした日々が続いています。
28日月曜日、清凉院で「山と水と、」のレコーディングでした。
「山と水と、」は、以前ここでお話した通り、今最上町で創ろうとしている吟醸酒の名前ですが、そのテーマソングも同じ名前です。
私が歌詞を書いて、同級生の柴田敬君が作曲したものです。
それを東京のプロが編曲してカラオケ状態になったものが送られてきました。
そこに歌をのせる作業が残っていました。
この曲の歌い手に選んだのは、気仙沼清凉院さんの副住職、三浦賢道さんです。
以前から何度か、いやたくさん一緒にカラオケで歌ってきて、その声がこの曲にピッタリだと思っていました。
意外にというと失礼か、体形に似合わず(もっと失礼か)美声の持ち主なのです。
地元の音響芳賀さんの協力も得て、敬君と私の立会いの下レコーディングは始まりました。
歌はうまいし、音程はしっかりしているし、声は出るし、2~3テイクで終わるものだろうと踏んでいました。
ところが、数回の練習の後録音に入ると、同じ個所で音程がズレます。ズレるというか楽譜通りではないということです。
練習の時は問題ないのに、カラオケに合わせると何故か同じところではずれてしまいます。
カラオケの音に引っ張られてズレるのかもしれません。他の個所は問題ないのに何故か1か所だけです。
やればやるほど、頭の中で音程が混乱しているような感じです。
3時間ほど試してもうまくいかず、いっぺん頭をリセットしようと、飲みに行きました。はじめからその予定だったのですが。
そして次の朝、7時から再開することになりました。声も出るようです。
リスタートして、わずか3テイクで完了しました。
昨日悩んだ個所も難なくクリアです。
昨日の苦しみは何だったのかと思うほど。
住職曰く「まだ酒が残ってんだろ」。そうか最初から飲んでやればよかったのか。
ということで、何とかレコーディングは完了しました。
今は東京のスタジオで歌と演奏を合わせてもらっているところです。
完成すれば、CDに焼き付けということになります。
酒の販売店で販促のために流したり、イベント会場で流したり、欲しい方に買ってもらったりする予定です。
町の合唱隊に歌ってもらうのもいいかと思います。
素人の思いつきから始まった素人での歌作り、縁のある歌い手を得てどうにか完成です。
公開までもうしばらくお待ちください。
その前の週の25日には、もっちい主催のセミナーを開催しました。
芸工大三浦秀一先生の「脱炭素社会と持続可能な地域づくりを目指して」という演題でした。
最上地産地消エネルギー(もっちい)の総会に合わせて開催したのですが、最上町長、副町長はじめ、6名の町会議員、役場の課長、職員などなど30名ほどが聴講しました。
内容は非常に具体的で、最上町のエネルギーの現状と、30年後のゼロカーボンの町の実現性を数字を示して提言されました。
その中には新電力立ち上げへのビジョンも含まれ、その方向が一気に現実味を帯びてきました。
一番喜んだのは町長のようで、興奮気味に感謝の意を表していました。
もっちいは一昨年から地域新電力立ち上げのための勉強会を月例で行ってきました。
電気のことはなかなか難しく、それを売り買いしていくにはかなりの知識が必要になります。
我々民間の有志だけではなかなか前に進まず、行政との連携が不可欠だということで、今回のセミナー開催を企画したのでした。
町議会、行政の理解を得て、町が一丸となって進めていかなければなりません。
そういう意味で、今回のセミナーがスタートラインだったと思います。
短距離走のように焦るつもりもありませんが、かといって競歩のように時間をかけることもできません。
来年度中には何とか形になるようなロードマップで進めていきます。
エネルギーの地産地消は、国の世界の流れです。
三浦先生も、「エネルギーは今後農産物と同じように産地で選ぶ、作り方で選ぶ時代になる」とのことです。
その先進地を目指して挑戦してみようと思っています。
酒も地産地消、エネルギーも地産地消、食物も、木材も、人も、夢も、地産地消でいきたいと思います。
誰とも、何処とも比べない生き方。
それが「ここに生きる、ここを生きる」生き方です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
7月に入りました。
梅雨の中どんよりした日々が続いています。
28日月曜日、清凉院で「山と水と、」のレコーディングでした。
「山と水と、」は、以前ここでお話した通り、今最上町で創ろうとしている吟醸酒の名前ですが、そのテーマソングも同じ名前です。
私が歌詞を書いて、同級生の柴田敬君が作曲したものです。
それを東京のプロが編曲してカラオケ状態になったものが送られてきました。
そこに歌をのせる作業が残っていました。
この曲の歌い手に選んだのは、気仙沼清凉院さんの副住職、三浦賢道さんです。
以前から何度か、いやたくさん一緒にカラオケで歌ってきて、その声がこの曲にピッタリだと思っていました。
意外にというと失礼か、体形に似合わず(もっと失礼か)美声の持ち主なのです。
地元の音響芳賀さんの協力も得て、敬君と私の立会いの下レコーディングは始まりました。
歌はうまいし、音程はしっかりしているし、声は出るし、2~3テイクで終わるものだろうと踏んでいました。
ところが、数回の練習の後録音に入ると、同じ個所で音程がズレます。ズレるというか楽譜通りではないということです。
練習の時は問題ないのに、カラオケに合わせると何故か同じところではずれてしまいます。
カラオケの音に引っ張られてズレるのかもしれません。他の個所は問題ないのに何故か1か所だけです。
やればやるほど、頭の中で音程が混乱しているような感じです。
3時間ほど試してもうまくいかず、いっぺん頭をリセットしようと、飲みに行きました。はじめからその予定だったのですが。
そして次の朝、7時から再開することになりました。声も出るようです。
リスタートして、わずか3テイクで完了しました。
昨日悩んだ個所も難なくクリアです。
昨日の苦しみは何だったのかと思うほど。
住職曰く「まだ酒が残ってんだろ」。そうか最初から飲んでやればよかったのか。
ということで、何とかレコーディングは完了しました。
今は東京のスタジオで歌と演奏を合わせてもらっているところです。
完成すれば、CDに焼き付けということになります。
酒の販売店で販促のために流したり、イベント会場で流したり、欲しい方に買ってもらったりする予定です。
町の合唱隊に歌ってもらうのもいいかと思います。
素人の思いつきから始まった素人での歌作り、縁のある歌い手を得てどうにか完成です。
公開までもうしばらくお待ちください。
その前の週の25日には、もっちい主催のセミナーを開催しました。
芸工大三浦秀一先生の「脱炭素社会と持続可能な地域づくりを目指して」という演題でした。
最上地産地消エネルギー(もっちい)の総会に合わせて開催したのですが、最上町長、副町長はじめ、6名の町会議員、役場の課長、職員などなど30名ほどが聴講しました。
内容は非常に具体的で、最上町のエネルギーの現状と、30年後のゼロカーボンの町の実現性を数字を示して提言されました。
その中には新電力立ち上げへのビジョンも含まれ、その方向が一気に現実味を帯びてきました。
一番喜んだのは町長のようで、興奮気味に感謝の意を表していました。
もっちいは一昨年から地域新電力立ち上げのための勉強会を月例で行ってきました。
電気のことはなかなか難しく、それを売り買いしていくにはかなりの知識が必要になります。
我々民間の有志だけではなかなか前に進まず、行政との連携が不可欠だということで、今回のセミナー開催を企画したのでした。
町議会、行政の理解を得て、町が一丸となって進めていかなければなりません。
そういう意味で、今回のセミナーがスタートラインだったと思います。
短距離走のように焦るつもりもありませんが、かといって競歩のように時間をかけることもできません。
来年度中には何とか形になるようなロードマップで進めていきます。
エネルギーの地産地消は、国の世界の流れです。
三浦先生も、「エネルギーは今後農産物と同じように産地で選ぶ、作り方で選ぶ時代になる」とのことです。
その先進地を目指して挑戦してみようと思っています。
酒も地産地消、エネルギーも地産地消、食物も、木材も、人も、夢も、地産地消でいきたいと思います。
誰とも、何処とも比べない生き方。
それが「ここに生きる、ここを生きる」生き方です。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。