Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

久しぶりの吟行

2012年07月07日 23時51分14秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日も昨日のことを書く。
 何年かぶりに吟行をした。俳句誌の横浜近在の方々と鎌倉の長勝寺という日蓮宗の古刹を訪れた。
 いわれは「建長5年(1253),日蓮上人が鎌倉の松葉が谷に来て、初めて草庵を結んだ所の一つです。この地の領主・石井長勝が日蓮上人に帰依し、日除と名乗り、弘長3年(1263)にその邸内に寺を建てて、日蓮を開山にした寺である。境内の法華堂は、創建当時の建物である。」とのことである。
 鎌倉駅から近く、材木座にあるものの静かな境内に盛りはとうに過ぎてしまったがタイサンボクがあり、まだ幾つかの大きな花が咲いていた。紫陽花は見ごろを過ぎたばかりでまだまだ趣きがあった。
 あいにくの小雨ではあったが、歩くのにも吟行にも特に支障は無かった。
 鎌倉駅にもどり昼食後、駅前の大巧寺で種々の花々を見ながら更に句作、その後鎌倉生涯学習センターの会議室で句会を開いた。

句会提出句
★欄干に蝶のすがりし夏の雨
★きざはしへ甍へ門へ夏の蝶
★輝ける軌跡の邂逅なめくじり
★癇症の雀ニ三羽濃紫陽花
★大いなる屋根の曲線草茂る

 その場で句を作るのはとても苦手なため、何とか句らしくなったのははじめの二句くらい。後の三句はどうにもならない句ばかりだ。それでも5句そろえただけで満足としよう。