Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「下村観山展」とシベリウス「ピアノトリオ全曲演奏会」

2013年12月09日 23時48分51秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日は、横浜美術館で下村観山展を1時間ほど見てきた。感想は後日書く予定だが、ひょっとして私の好みで言えば、私には横山大観より好印象だったような気がする。もう少し頭の中でこなれてから感想を書いてみたい。
 その後、錦糸町駅まで昨日に引続きシベリウスの演奏会。本日は「ピアノトリオ全曲演奏」と題して初期のビアのトリオ4曲を聴いてきた。初期の習作の域を超えている作品だと思った。とても19歳から23歳の頃の作品とは思えない。細部ではまだちょっとと思うようなところも有るが、とてもいい曲を聴いた気がした。アンコールでは24歳の時の一楽章だけのピアノトリオを弾いてくれた。普段の演奏会では聞くことの出来ない、ある意味マニアックな演奏会ならではの試みでうれしかった。
 19時から21時10分までの長丁場を、バイオリン・チェロ・ピアノが弾きっぱなしである。演奏家にとっては大変な体力と緊張力が要求されるプログラムである。演奏家に脱帽である。この感想も明日に記す。

 演奏会が終った後、南口の駅舎の5階のレストラン街に21時20分ごろ行ったが、22時閉店とのこと。それでもまた駅の外に出るのも大変なので、お酒1合とマグロ納豆とキス天ザル蕎麦を同時に注文したら、とりあえずお酒とマグロ納豆は先に持って来てくれた。しかし10分後には他のお客さんもいなくなってしまってあわててお酒を飲み干し、お蕎麦を食べて21時45分には出てきた。あわただしかった。
 しかしそのおかげで23時半には家に着くことが出来た。

 本日は美術館にいるときに腰に違和感を感じ始めた。横浜駅までゆっくり歩いたが、だんだんひどくなって、演奏会場に着いたときには痛み止めのロキソニンを服用した。おかげで痛みは和らいでいるが、明日行こうどうなるか。さいわい明日は予定は無いのでノンビリ休養できる。
 ここ6日ほどかなりハードに毎日平均2万8千歩ほど歩いていたので、ここは休養しなくてはいけない。

 もうひとつ忘れていたことがある。パソコンがダウンしてようやくノートパソコンにスキャナーとプリンターのソフトをインストールしたので、ノートからも写真をアップできるようになった。
 ということで、お酒のラベルの紹介。5日に日本酒を購入したが、いつものようにアップするのを忘れていた。「澤姫」というお酒。5日の記事に「ウンチク」は記載したので、本日は写真のみ。

   

いただいた野菜の料理

2013年12月09日 12時00分28秒 | 料理関連&お酒
 昨日の夜に妻はいただいた野菜をふんだんに使って、鮭の粕汁を作っていた。いただいた里芋、大根、春菊のほかにニンジン・ネギ・シイタケを加えて。どちらかというと東北の日本海側の料理の雰囲気がただようのが特徴である。ただし2人とも塩味は極めて薄いのが好みなので多くの人は物足りないかもしれない。そしてたっぷりのショウガの輪切りを加えた大根と豚肉の煮物、及びカブは葉も使った浅漬け。
粕汁は朝に温めてなおして出してくれた。春菊と里芋が特においしいと感じた。春菊の強い味が私は好物である。

 お昼に向けて、いただいた大根の葉と蕪の葉を混ぜてシラスと炒めている。大根と蕪の葉は、噛むのが楽しい。この葉の食感はスーパーの大根や蕪にはついていないので、味わうことが普段はほぼ不可能である。これもいい感じで出来上がった。鮮やかな緑とシラスの白の対比がいい。食欲をそそる。食べ過ぎないようにしないといけない。
 これらの葉は、味噌汁の青い彩としてもいいものである。むかし共同で産直の野菜を購入したとき、しおれた大根の葉を見てがっかりしたのだが、水に漬けてもどすと鮮やかな緑によみがえって感激したことがある。そんなことを思い出した。

 夕方からふたたび錦糸町駅までいくのだが、その前に横浜美術館に行って下村観山展を見てこようと思う。この画家も私はまったく不案内である。名前だけは有名だから聞いたことはあるのだが‥。どんな感じの絵なのだろう。折角年間5000円の協力会会員になって企画展・通常展がいつも無料なので、見る機会を多くしたい。

錦糸町駅界隈を歩く

2013年12月09日 06時14分15秒 | 山行・旅行・散策
 今年の3月31日に続き、昨日・本日と錦糸町界隈を音楽会の休憩時間に歩いてみた。3月の時は、線路沿いに西へお隣の両国駅までを総武線の北側のバス通りを往復した。夜には東へ同じく隣の亀戸駅まで同じく北側を歩いた。
 今回は、昨日が総武線の南側、国道14号線(京葉道路)をお昼に両国駅まで歩いた。錦糸町駅は北口よりも南口のほうが人通りは圧倒的に多い。JRAの施設があり、大きな商業施設も複数有る。食べるところも北口よりも多いようだ。
 しかしどの飲食店、飲み屋も圧倒的焼肉・焼き鳥等の「肉」系ばかりである。どうしてこんなに日本人は「肉」系統の店ばかりを繁盛させてしまったのだろうか?と疑問がわいてくるような雰囲気である。魚などを売りにした店がとても少ないと感じた。特にこの界隈がそうなのだろうか?
 私はいつも「揚げ出し豆腐」「漬物ないしサラダ」、「魚」(煮魚・焼き魚・刺身)を注文する。時々焼き鳥など肉系統も注文することあるが、基本は豆腐・野菜・魚である。こんな私では入りたい店がなかなか無い。昨日も結局はやっと見つけた蕎麦店にはいって「山葵菜のおひたし」「冷奴」を肴に焼酎の蕎麦湯割り、そして冷しタヌキ蕎麦となった。
 帰りは国道14号線を再び両国までを歩いた。

 本日の夕食はどこにしようか、本日は多分21時過ぎの終了なので、迷っていては時間切れになってしまうので、さっさと決めないといけない。帰りは馬喰町駅まで歩くといいかもしれない。

「シベリウス 室内楽vol2 デュオ、トリオ、クァルテット」

2013年12月09日 00時29分12秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
         


 昨日・本日の演奏会の題名は正式にはこんなに長い題名。今年3月31日の「クァルテット&クインテット演奏会」に続く企画である。
前回よりも少人数のデュオ、トリオ、クァルテットの編成だが、作曲年代はほぼ同時期の20代の時のもの。10代はじめの時のかわいらしいものから10代末の若書きの作品、そして本格的に作曲家として自立するまだの初期作品となる。若いシベリウスの出発点ということになるのだろうか。
 作品としての完成度からいうとまだまだというところも当然感じられたが、早熟な偉大な作曲家の萌芽を感じることも出来る。
 シベリウスの世界を充分に堪能できる。
 第1日の今日は、第1部、第2部。春にも演奏した若手演奏家の演奏もあった。若手といっても充分に楽しむことが出来た。
 最後は佐藤まどか、タネリ・ツルネン、フォルケ・グラスベック、小高遵子の演奏で締めくくったが、これはさすが聞かせる演奏である。

 春もそうだったが、他の演奏家には申し訳ないが、やはり佐藤まどかの演奏は格が違うというか、群を抜いている。
まず、弓全体を存分に使いきって弾いている楽器から出てくる音の厚みがすごい。伴奏になっても表情が豊かでそして演奏にメリハリがあって、主題、副主題など主要なメロディーが浮きあがって聞こえる。楽器が充分に鳴っている。かすれや重音のアンバランスが無い。
 作曲家の若い頃の習作や未完で終った作品などがあたかも完成された作品のように弾きこなして聞かせる、これも演奏家というものの力量なのか、という感想を持った。完成された後年のシベリウスという作曲家の音、和声などからこれら若い頃の作品を演奏上の色づけをしているのだろう。シベリウスの雰囲気に満ちていると思わせる。

 本日夕方からの4曲のピアノトリオの演奏が楽しみである。