Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」

2022年05月24日 23時44分05秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 本日はヨゼフ・スークの独奏によるベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」。フランツ・コンヴィチュニー指揮、チェコ・フィルの演奏。1962年の録音。
 スークの演奏では、ボールト指揮、ニュー・フィルハーモニアの1970年の録音のものもある。チェコ・フィルのほうがオーケストラは抑制的で、悪く言えば盛り上がりに乏しいかもしれない。あるいは録音技術の差か。
 第一楽章はボールトの指揮のほうが30秒長く25分、第二楽章はコンヴィチュニーのほうが1分ほど長く11分。たっぷり第二楽章を聴きたい私は当然にもコンヴィチュニーのほうが好みである。第三楽章はほとんど演奏時間の差はない。
 私は最初のティンパニーの4つの音がコンヴィチュニーのほうが断然好きである。
 スークの演奏はスークらしく線が細いがいづれも音が美しい。スークの音にそれほどの差はないと思っているが、果たしてどうであうか。

 学生時代の1970年ころになけなしの小遣いで購入したLPがこの組み合わせであった。レコード盤が擦り切れるほど聴いた。1993年にCD版で再発売されたのを見つけてすぐに購入した。

 1968年のチェコの「プラハの春」の成り行きに耳をそばだててテレビの音声を聴き、新聞や「世界」などを読み漁っていた高校2年生の私にとっては、1970年にチェコ・フィルとスークの取り合わせと聞いただけですっかりはまってしまっていた。



本日の読書タイム

2022年05月24日 21時06分05秒 | 読書

 午前中は家で、夕方には県立歴史博物館の傍の喫茶店で若干の読書タイム。「日本美術の核心」(矢島新、ちくま新書)の第6章「素朴を愛する」を読み終えた。
 帰り際にいつものとおり横浜駅地下街の有隣堂を物色。選書コーナーで「演奏家が語る音楽の哲学」(大嶋義実、講談社選書メチエ、税込み1,760円)が目に付いた。しかし持ち合わせも無かったので、購入は出来なかった。
 夕食後は、県立博物館のチラシ等をスキャナーで取り込み、記事をブログにアップ。


神奈川県立歴史博物館「洞窟遺跡を掘る」

2022年05月24日 20時30分35秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 午後から家族の所用で横浜駅まで出向いた。用事が済んでから私は神奈川県立博物館を訪れ「特別展 洞窟遺跡を掘る 海蝕洞窟の考古学」を見た。縄文から弥生・古墳時代の貝輪や卜骨など興味深く見て回った。
 チケットを購入する前に5月6日と5月20日の2回分のオンライントーク(あわせて1時間ほど)のビデオ2本を見た。チケット売り場前のテレビ画面による解説はたいへん分かりやすく、勉強になった。

 ビデオを見た後なので展示品にとても興味を惹かれた。
 また近くに点在する洞窟ごとに技術が少しずつ違うという指摘に興味を持った。ごく近い遺跡にそれぞれの技術的特徴を異にする集団が競い合っていたのだろうか、共存していたのだろうか、考古学の進展に伴い、解明されることを願いたいものである。