Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は終日雨

2024年09月26日 22時18分58秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中は「日本霊異記」(講談社学術文庫)を脇に置きながら「日本霊異記の世界」(三浦祐之、角川ソフィア文庫)を読んで過ごした。
 午後からは「トウガラシの世界史」をリュックに詰めて横浜駅近くのいつもの喫茶店までウォーキング。いつものとおりコーヒータイムと読書タイム。
 最高気温は29.0℃と平年の9月上旬並みの高い気温である。それでも今年の夏の暑さに比べたらホッとする気温であった。

 再びいつものとおり遠回りをして自宅までウォーキング。帰宅後3日ぶりに昼間のシャワーを再開し、汗を流した。

 涼しくなったためであろうか、団地内のいつも顔を出す彼岸花の小群落に芽が出てきた。少なくとも地下茎はちゃんと生きていたようだ。

 これより夜のウォーキングを2000歩ほど。

 明日は終日雨、それも昼間にはかなり強い雨が降るらしい。一日在宅を強いられるかもしれない。

 


本日より「トウガラシの世界史」

2024年09月26日 21時51分07秒 | 読書

   

 本日から「トウガラシの世界史」(山本紀夫、中公新書)を読み始めた。
 本日は第1章「トウガラシの発見」、第2章「野生種から栽培種へ 中南米」を読み終わり、第3章「コショウからトウガラシへ ヨーロッパ」の途中まで読み終えた。

最初の植物栽培に関する考古学的な証拠は、ペルーの中部山岳地帯で紀元前8000年から7500年にまでさかのぼる。」(第1章)
 またトウガラシは神聖視あるいは貴重視されていたようだ。

辛みを身につけている植物は、辛みで動物から食べられないように体を守っている。にもかかわらず鳥はトウガラシの辛みをものともせず、実を食べる。・・・鳥に食べけられたトウガラシはは発芽率が極めて高くなる。鳥は種子を壊さずに化学的・物理的に果実の果皮を柔らかくする消化管を保有し、発芽を促進する。
(第1章)

(トウガラシなど)木本性(もくほんせい)の香辛料作物(コショウ・サンショウ等)はどれも品種の多様性という点ではトウガラシに遠く及ぱない。また熱帯などの一部地域に栽培が限定されるのにトウガラシは熱帯だけでなく、温帯でも栽培できる。その結果トウガラシは世界で一番さくさん栽培され、消費される香辛料なのである。」(第2章)

 第1章、第2章はトウガラシの基本的な知識である。私も辛みがカプサイシンということ、新大陸から最初にスペイン・ポルトガルに伝わり広がったということくらいしか知らないので、基本的な記述から引用してみた。
 第3章以降はヨーロッパなどトウガラシが伝わった地域でのトウガラシの受容に力点が移る記述になるようだ。トウガラシが広まる過程にこだわって読み進めたいと思う。