Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

メーデーはつらいこと半分

2023年04月27日 21時32分55秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 愚痴をひとつ。

 メーデーが4月の連休直前に変更になっても、メーデーでの愚痴は変わらない。今年も29日(土)に3年ぶりの屋外集会が開催される。小規模となったとはいえ、私の組合の退職者会の参加者は多い。多くの会員が楽しみにしている。
 そのことはうれしいことであるが、それでも毎年役員はなかなかつらいものである。愚痴とため息が出る。

 現役で組合の役員をしているころから、メーデーはかなりつらかった。デモに伴う横断幕の作成や旗の用意、集合場所での参加者の点検、弁当やら飲み物の調達と配布、交通費の支払い、そして会場内での組合員からのさまざまな意見を聞き、受け答え。
 組合員は機嫌よくビールを飲んでいるのだが、聞き取りにくいこと著しい。

 そして退職者会になってもそれはほとんど変わらない。横断幕の作成や交通費の支給は無くなったものの、その他はほとんど変わらない。
 ただしもっとつらいことは増えた。何しろ年に1から2度しか会えないのだから、退職者会の会員の「思い」は時間の累積と共に膨れ上がる。それを一気に吐き出すようにかけりかけられる。それ自体はとてもうれしい。思いをぶつけてくれることは、信頼関係が維持されている証拠と思えるからだ。しかし歳を重ねて聞き取りにくくなっている。

 式典が終わると現役の時も退職者会の今も、組合員や会員に誘われ、野毛界隈に繰り出して、宴会をこなさなくてはいけない。
 組合員や会員との会話はとても大切な時間でもあり、いろいろな人間関係の情報が伝わってくるし、さまざまな考え方を披露してもらえるので、結果としてはとてもいい勉強になる。
 だが、家族からは「昼間からお酒を飲むことが活動であり、仕事なの」と嫌味をいわれ、組合員や会員からは「宴会にもつき合えないのか」と怒られる。つきあえば長々と意見を聞かされる。
 退職者会になってからは、仲の良い仲間同士の宴会なので、それほどは草臥れないが、それでも3次会、そしてカラオケまで付き合わされることは現役時代と変わらない。お小遣いもどんどん飛んでいく。

 お酒が翌日まで確実に残ってしまうので、翌日は家でダウン。これが23歳で就職してから71歳の今日まで49年間続いていることになる。
 役員の間では、「メーデーは厄日」と自嘲気味に会話をしていた。 



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