夜になって聴いている曲は、バッハの「インヴェンションとシンフォニア」30曲。アンドラーシュ・シフのピアノ。録音は1977年、上野学園石橋メモリアル・ホールと記載されている。発売が2002年である。しかし私はこのCDを購入した記憶が全くない。
バッハのCDをまとめておいてある場所にこのCDがあることに先日気が付いた。なんとも恥ずかしい。どういう気分で購入したか、聴いた感想などもまったく記憶にない。
ということで初めて聴いた、と思う。アンドラーシュ・シフというピアニストの名は聴いたことがあるが、詳しくはしらない。解説によると1953年生まれというから私より二つ下。同年代ということになる。1970年代、ハンガリーの若手演奏家として有名になったらしい。ハンガリー動乱でイギリスにわたり、後にハンガリーに戻ったとのこと。夫人はヴァイオリニストの塩川悠子ということも解説で初めて知った。
曲自体も初めて聴く上に、演奏家の特徴もよくわからないので、このバッハの曲集はこういうものだと思うしかない。
しかしバッハの曲はいい。今度から夜にクラシックを聴きたくなった時の候補の一つにしたい。