朝から弱い雨が降り続いている。起きだしたころは1mm未満の雨だったが、今は最大5mm程度の雨が降っている。横浜でも湾岸部にかけて狭い範囲であるが30mmの雨の区域もあるようだ。箱根から西には50mmの雨の区域も広がっており、東に進んでいる。
昨日出来上がったニュースの原稿を見直しているうちに、見出しの文字に飾りを点けたり、イラストをいくつか付け加えてみたくなった。また編集を職業にしている娘の意見を聞き、記事本文や見出しの文章も訂正。
印刷所での編集を経ないので、こういう時に親族にプロがいるのは助かる。しかも無料で、というのは申し訳ないとは思いながらも、甘えてしまった。
雨で外に出る気が失せている。
雨にあった曲を聴きたくなったのだが、先日友人からマーラーのシンフォニーにメールで言及があった。
私は第1番《巨人》、第4番、第5番を好んで聴いていた。エリアフ・インパル指揮のフランクフルト放送交響楽団の演奏を全曲そろえて聴いていた。CD2枚にわたる曲は面倒なのであまり聴いていない。2枚組みでよく聴いたのは第6番《悲劇的》。
よく理解できない訳の解説を読もうと努力はするもののいつも解説は放り出してしまう。そして曲の流れにだけ身をまかせて聴いていた。
今回は、友人のメールに刺激を受けて数年ぶりに聴いてみた。私のUSBアンプで音を絞って聴いている。音はそれなりにのびやかに聞こえる。印象的な旋律や動機が次々に思い出される。じっくりと管楽器の音を聴き分けながら、聴くのもたのしいものである。懐かしさと新鮮さが同時にやってくる。
マーラーの劇的過ぎる音の構成、特に管楽器の奔流は好き嫌いがはっきりしている。しかし木管やハープの美しいソロの旋律が聴こえてくると、ホッとするときがある。この快感を求めてまた聴いてしまう、という別の友人がいて、盛んに私にマーラーのシンフォニーを勧めてくれた。その友人には今でも感謝している。
なおこの曲は1888年にでき、翌年に初演された。関係はないが、大日本帝国憲法が発布され、さらに翌年帝国議会が開かれた。そんな時代にできた曲である。