社会学者の宮台真司氏が大学構内で襲われ、首を切られて重傷を追ったとの報道に驚いている。命には別条はないらしいという発信があったので、少しはホッとしている。
私は当然にもその発言に対するテロ行為だと直感しているが、本当のところはどうなのだろう。とても恐ろしい現象だと思う。
氏の早い回復と、この手の行為が広がらないことを切に願うものである。犯人の逮捕ものぞまれる。
10年ほども前になるであろうか。講演を組合の会館で聞いたことがある。言っている内容は異存があるわけではないが、言葉が少しきついなぁ、という印象がある。たぶん意図的に挑発的な言葉を選びながら、聴衆への提起を行っているのだと感じた。
一見挑発的な発言の向こう側にある真意を読み取ることが出来ない社会、そういう発言の仕方が許されない、許さないという社会が私には怖い社会と思える。