Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ヴラマンクの花と花瓶 その2

2024年03月26日 12時57分36秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 昨日に続いてヴラマンクの花と花瓶の作品。本日は2回目。1922年の「花瓶の芍薬」と1946年の「花束」。制作した年を見ると長い年月に亘って花と花瓶の作品を描いていることがわかる。
 1922年の作品では対象の復元性は強いが、次第に形態の復元性は希薄になる。
 1946年の作品では筆致は粗くなる。しかも花瓶の置かれている空間への執着も希薄になっている。しかしあふれるような生命感は強くなるように感じる。同時に、花の醸し出す光の躍動が周囲の空間に与える影響がより強調されている、と感じた。



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