朝になるとぎっくり腰の症状が出てくる。起き上がるまでが苦労する。手をベッドや壁について前かがみでそろりそろりと歩く。広いリビングルームに出てからおもむろに腰を伸ばして、まずは便所に直行。ここでも手摺がないと便座には座れない。そしてパンツを持ち上げるために前かがみになるのも一仕事。さらに立ち上がるにも手摺を握りしめ、声を出さないといけない。
狭い便所から出るときが一番危険である。スリッパをきちんと脱ぎ終わってからでないと、次の一歩は踏み出せない。スリッパが足についたまま次の一歩を踏み出すと転倒の危険。
リビングルームに戻るころにようやく、腰がまっすぐになる。ここで普段着に着替えるが、前かがみは厳しいので、椅子やテーブルに手をつきながらゆっくりとした動作が欠かせない。
朝食を食べ終わるころには、腰の周囲の筋肉の硬直は弱まり、楽になる。
こういう症状であるとあと1週間くらいは痛みが続くのではないかと、40年に及ぶぎっくり腰との付き合いの経験から推測している。今回はこれまでの中では中程度の症状と自己診断。
早い回復をめざして無理をしてしまうのは、厳禁。かといって体を動かさないのは急性の症状が出ているときだけ。少しずつ体を動かして筋肉の硬直をほぐしていかないと回復しない。私は柔軟体操はいくつかをのぞいてあまりしない。以前柔軟体操によってかえって症状が悪化した経験が幾度もある。
軽い前屈と後ろに腰を伸ばす、これを幾度か繰り返す程度にしている。それができるようになれば、ゆっくりと歩くことから。場合によっては杖を使う。昨日からは杖はつかないで済むようにはなっている。
それでも直らないときは、病院に通って、そしてリハビリでしょうか。あるいは鍼・灸かな?そのときにかかった医師の指導にまかせるしかないようです。
問題は住んでいる近くにまっとうな整形外科がないこと‥。