毎年私は地震の起きた3月11日に何をしていたか、そしてどのように振舞ったかを思い出すことにしている。多分それが自分が何ができるのか、の検証になっていたと思う。
実際に被害にあった方にとっては、区切りの10年でなく、通過点としての10年でしかないという声もうなずける。
私は直接の被害と呼ぶべきものはなかったこともあり、そして今70歳になろうとしている自分にとってはそろそろ「自分はあのような災害時に何ができるか」ということは限られてきていることもあり、10年というのは大きな節目と思うようになってきた。
第一、仕事を離れてもう丸9年である。職場での影響力など皆無になってきている。第二に体力も落ちており、地域では若手の部類であっても、できることはごく限られている。家族内でも子どもは独立しており、助け合うのは妻と親だけである。それが精いっぱいであろう。
退職者会の役員でもあるので、こちらの会員の安否などを確認できる範囲で連絡を取るのがやっとであるような気がする。それも職場ではなく、知っている範囲の携帯電話でのやり取りに限られる。連絡を取りたくとも手段がない場合が多いと思われる。今でも郵送が主な連絡方法の方が大半である。
できること、しなくてはいけない最低限のことを毎年整理しておくことも大切だと思う。
昨年までは、地震が横浜で起きた時のことと、職場から帰宅までの行動を反省も交えて記してきた。今年は、何にするか、まだ決めていない。
午前中からの作業がひと段落したので、これよりウォーキング&コーヒータイムの中で考えてみたい。
午前中は退職者会の私の属するブロックの会員向けのニュースを作っていた。裏面は「あらためて地震時の心構えと備え」という題で、消防局のホームページを見ながらまとめてみた。記事としてはまとまった形にできた。