横浜市民病院のコロナウィルス感染の話がだんだんおおごとになってきた。
共同通信が以下のように報道していた。
横浜市は2日、市立市民病院に勤務する20代の女性研修医の新型コロナウイルス感染を発表した。濃厚接触者として、指導医4人と研修医45人全員も自宅待機とした。市の担当者は「研修医は救急患者の初期対応に当たり、一定の戦力だった。救急診療体制の維持が厳しく、かなりのダメージだ」と話している。
同病院は神奈川県内に八つある「感染症指定医療機関」の一つ。集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から搬送された感染者も入院していた。
感染した女性研修医は2年目で、救急外来などの診察を担当。感染症病棟では勤務していなかった。感染経路は不明で、軽症という。
横浜市のホームページを見ると、以下のような文書が掲載されている。
横浜市立市民病院研修医の新型コロナウイルス感染について
横浜市立市民病院に勤務する研修医が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
感染経路は現在調査中ですが、当該職員は新型コロナウイルス感染症患者の診療には携わっていません。
横浜市立市民病院では、昨日中に院内消毒作業を実施し、感染防止対策の徹底を図った上で診療を行っております。
1 当該職員に関する情報
(1)年代:20代 (2)性別:女性 (3)職業:研修医 (4)居住地:横浜市
(5)経過:3月26日 鼻汁出現
3月28日 味覚障害出現
3月29日 嗅覚障害出現
3月31日 市民病院において検体採取
4月 1日 PCR検査結果が陽性と判明
(6)研修医の行動について
3月26日、27日、28日は勤務。29日は勤務なし。30日は勤務。31日は朝出勤するも、PCR検体採取後、自宅待機。この間、病棟、救急外来、手術室、化学療法室で研修を行っていました。なお、研修中は、常にマスクの着用及び手指衛生の標準予防策を実施していました。
(7)濃厚接触者
当該研修医が病棟で処置を行った入院患者3名及び救急外来で診療にあたった患者4名については、引き続き健康観察を行います。なお、入院患者については、現時点では発熱・呼吸器症状はありません。
職場での濃厚接触者は、指導医4名と、研修医室を使用していた研修医45名で、自宅待機を指示しています。
2 市民病院としての対応
(1)院内消毒
4月1日に病院全体の消毒を実施しました。
(2)外来受診者・入院患者への周知
4月2日から外来を受診される方及び入院中の患者さんへ文書を配布するとともに、病院のホームページでお知らせします。
(3)今後の診療について
病院全体の消毒は済んでいますが、急を要しない患者さんは、外来・手術等の予定日を変更させていただく場合があります。
問合せ先 医療局病院経営本部市民病院総務課