昨晩に続いて渡邊規久雄によるシベリウスのピアノ作品集を朝から聴いた。シベリウス没後50周年記念のリサイタル盤。
これに続いて同じく作品集2を今は聴いている。いづれも長くとも3分程度の小品が並んでいる。
昨晩あまり気に留めなかったが、作品24「10の小品」という曲集が、本日はいいと感じた。第1集では10曲の内2「ロマンス」、3「奇想曲」、5「ワルツ」、9「ロマンス」、10「舟歌」の5曲。第2集では1「即興曲」、4「ロマンス」、6「牧歌」、7「アンダンティーノ」、8「夜想曲」の5曲。
連続リサイタルという全曲を弾く演奏家の毎回の構成を味わいながら聴くのも楽しいが、それと同時にこの曲集は、10曲続けて作曲家の並べた順番に聴いてみたいと思った。
どんよりとして今にも雨が降り出しそうな暗い天気、こんな日に聴くにはいい静かな小品が揃っている。