18時から「丸山奏&杉山岳 ヴィオラとビアノによる生配信コンサートを視聴した。丸山奏氏は現在イルミナートフィルハーモニーの首席ヴィオラ奏者、杉林岳氏はウィーンで演奏活動中とのことである。チケット代は2000円と格安。
クララ・シューマンの「3つのロマンス」、ロベルト・シューマンの「幻想小曲」集、ベートーベンの「ピアノソナタ31番」、ハチャトゥリアンの「ヴィオラソロのためのソナタ・ソング」、ブラームスの「アルト、ヴィオラ、ピアノのための2つの歌曲」、パックスの「伝説」、カステルヌォーヴォ・テデスコの「海のささやき」、ドビュッシーの「美しき夕暮れ」の全8曲を約90分で。
ヴィオラの独奏曲は限られているが、私は好きな楽器の一つである。今回の曲ではロベルト・シューマン、ベートーベン、ブラームスの曲以外は初めて耳にする曲ばかり。ドビュッシーは聞いたことはあるかもしれないが記憶にはない。
好きな楽器とはいっても、今井信子によるバッハの無伴奏チェロ組曲、ブラームスのヴィオラ・ソナタ、シューマンの「おとぎの絵本」の3枚のCDを聴いただけである。あとは管弦楽曲のヴィオラパートを丹念に追っている。
本日のライブ配信の曲は、私も聴いたことはあるといったものの、ふだんあまり耳にすることのない曲である。
その中では「海のささやき」という曲は印象に残った。
どちらかというとマイナーな楽器によるマイナーなプログラムであるものの、ヴィオラの魅力を充分に堪能できた。
ライブ配信という機会に思い切って申し込んだが、これがコンサート会場ならば、果たして足を運んだかというと、疑問符が付く。
こういう形式なので堪能できたと思うと、楽しい体験を与えてもらってよかったと思う。