Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

日経サイエンス7月号から

2016年05月28日 20時38分58秒 | 天気と自然災害


 熊本地震の基本的なダイナミズムなどを知りたくてこの雑誌を購入してみた。まだ私に理解できる力が残っているか極めて心もとなかったが、取りあえず読み終わることはできた。いくつも理解できないところがあったが、あまり細部にこだわっても思考の迷路に入り込むことは目に見えているので、読み通すことを主眼にした。

 全体の印象としては列島西側のフィリピン海プレートのダイナミズム論へと積み上げる方式であった。そのことは大きな視点から熊本・大分の地震を見極めるために必要なことは十分理解できるのだが、私のようなもうすでに素人と化した頭脳にはかなり議論の飛躍が感じられた。もう少し入門者にもわかるような記述、丁寧な説明が欲しかった。限られたスペースですべてのことを説明することは不可能であることは承知をしているので、それは致し方ないということも理解しているつもりだが‥。
 プレートの運動、大陸側のトラフの成因について勉強し直さなくてはいけいなと思ったが、しかし今回の震源域が深さ10キロより浅いところに集中していることと、群発地震化していることの説明が欲しいと思った。
 プレートのダイナミズムと、今回の地震が発生している個所の深さが浅いということの説明がなかったように思う。
 理解できなかったことのもうひとつは、ブィリピン海プレートの「九州・パラオ海嶺」が大隅半島に衝突しているのが原因で、地表全体の動きがその衝突点を中心として反時計回りになっている、という点についてはなるほどと思いつつも、まだわからないことが多い。これは私の理解不足である。宿題のような感じを受けた。今回はこれ以上の深入りは断念したいと思う。


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