午前中に退職者会の資料作りの3つの宿題のうち、2つの宿題が完了。残りひとつを午後から手をつけることにした。
外の天気は上々。明日の荒れた天気という予報が信じられない。普段ならばコーヒータイム&読書タイムで間違いなく外出する陽気である。
昼食後のひと休みに「バロック美術 西洋美術の爛熟」(宮下規久朗)の第2章「光と陰」の最後の「5 ラ・トゥールの闇」を読んだ。
「蝋燭は神の光を示すと同時に、生の有限をも示すものであった。ラ・トゥールの生きたような戦乱と疫病の支配する極限状況では、闇は死の世界であり、闇に灯る焔は生への希望や救済を表したであろう。ラ・トゥールの描く焔は死への黙想を促すと同時に、兵への希望を灯すものであった」