本日は14時過ぎに記録した30.2℃が最高気温ということであったが、とても蒸し暑かった。家の中にいてはつらいので、午後からは思い切って横浜駅までバスで出向いて、オフィス街にある喫茶店に逃げ込んだ。
出かけたのが最高気温を記録した直後で、バス停までとバスを待つわずかな時間は、陽射しは昨日ほどではなかったものの、サウナの中にいるように思われた。
喫茶店では「犬の記憶 終章」の「大阪」と「神戸」を読み終わった。読むスピードがまだ少し遅いが、楽しみながら読んでいる。
「繁華街やマーケットの路地裏をうろついてシャッターを切りつづける。‥足早に街路を右往左往しつづけていると、目ばかりでなくぼくの全身は敏感なレーダーのようになり、細胞が路上のすべてのものに感応し、次いでぼくの内部にそれら無数に擦過したものが充満して、撮影中のぼくの躰は、いつも一種トランス状態に入っていってしまう。」(大阪)