おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

わたしの休日 映画 『あなたへ』

2012年09月05日 18時11分43秒 | 美術館・博物館・本・映画
この頃休みなしでよく働いてきましたので、今日は特別休暇
。少し後ろめたいけど、家事以外の仕事は一切やめ。
メールもfacebookもお休み。

それで、映画に行ってきました。
東宝映画 『あなたへ』
高倉健さん主演 降旗康夫監督
公式サイトはこちら。

健さんは呼び捨てにできません。。。
東映の任侠物はリアルタイムではありませんが、その後
30年以上、ファンとして映画を観てきました。

美しい映画でした。
ロードムービーでもあります。


降旗康夫監督健さんと組んで、多数の映画を作っています。
網走番外地シリーズから、「冬の華」、「駅 STATION」、
「居酒屋兆治」、「夜叉」、「鉄道員ぽっぽや」などなど。

内容は。。。

北陸のある刑務所の指導技官・倉島英二(高倉健)のもとに、
ある日、亡き妻・洋子(田中裕子)が遺した絵手紙が届く。
そこには、一羽のスズメの絵とともに“故郷の海を訪れ、
散骨して欲しい”との想いが記されていた。
刑務所に慰問に来た歌手であった洋子とは50歳を目前に結婚し、
晩婚だった二人は子供を望まず穏やかで幸せな夫婦生活を営んでいた。

妻と二人で旅しようと改造した車に乗り、健さんは、長崎の平戸を
目指します。

最初の舞台は、富山。
ここには妹が住んでいるので、とても親近感を感じます。
京都、岐阜、山口県下関、北九州市門司、長崎平戸と巡るのですが、
回想シーンの兵庫県の竹田城跡も印象深い場所でした。

長崎は、かつて若い頃、東京で長崎新聞をとっていたほど、好きな
ところです。平戸にも行きました。
健さんは旅の途中で色々な人と会い、温かい交流をもちます。

旅する主人公に重ね、漂白の家人種田山頭火の歌も出てきて、好きな
歌人ですので、一層心が惹かれました。
帰宅して、もう10年ぶりくらいに、句集「草木塔」を取りだして
みました。

 分け入つても分け入つても青い山

 しぐるるやしぐるる山へ歩み入る

 食べるだけはいただいた雨となり

1本の映画から、想像の世界が広がります。
ほんとうに、心洗われる映画でしたよ。

やはり、映画は役者さんの魅力が大きいです。
健さんはもちろん、田中裕子さん、いい女優さんです。
「天城越え」もよかったな~。
日本テレビの「Mother」も。
余貴美子、佐藤浩市、ビートたけし、綾瀬はるか、草薙剛、
もー、役者さん観ているだけでも楽しい。

大満足の映画です。

さて、ビールと村上春樹の『海辺のカフカ』を買って帰宅。
今日は、完全休日にします!
(もちろん、掃除、洗濯、ごはん作りはいたしますが。)

残りの時間は読書。ささやかな贅沢です。
コメント
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