おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

食育講座『子どもが元気に育つ 毎日の簡単ごはん』

2014年03月08日 16時31分32秒 | 食育講座
本日は、立川市子ども家庭支援センターのファミリーフレンド事業の
一環として、市民型ソーシャルワーカー「ほっとほっとたちかわ」さんに
よんでいただき、食育講座を行いました。

この事業は、立川市子ども家庭支援センターと市民が共働で行っているものです。

対象は子育て中のご家庭の方々。

会場は、立川女性総合センターの5階の学習室でした。
   

今回は座学で、来週は料理講習会と2回連続の企画です。
今年は、この通称アイムで、3回、違う団体に呼ばれて、講座を行いました。

自分も小金井市のファミリー・サポート事業や、武蔵村山市の若いお母さん向けの
継続的な子育て支援事業に、講師として伺っていますので、大変関心があります。

子育てママにはお話した講座は、こんなふうに。

・ご飯(主食)をしっかり食べましょう。
  一汁三菜が食事の基本。

・1日の食事の半分は穀類から。
  粉食のパンより、粒食の米、麦、雑穀を。
  PFCエネルギー比(たんぱく質、脂質、炭水化物のエネルギー量の割合)は
  15%、25%、60% です。

・五味五色で栄養バランスを。 

・みそ汁(汁もの)を毎日食べましょう。

・おやつは補食です。
 3回の食事で足りない分を補うつもりで。
  甘いものだけでなく、おにぎりやふかし芋もいいのです。
  必ず食間に決まった時間で。食後のデザートはエネルギー過剰となりやすいのです。

・朝食は必ず食べましょう。

・家族そろって楽しい食事を。
  嫌いなものを無理強いするより、お母さん、お父さんがおいしそうに一緒に
  食べて見せてあげましょう。
  弧食はできるだけさせないでくださいね。

・よく噛む食事を。  
  洋風メニューより、和食のほうがよく噛む料理が多いのです。  

・主菜はほどほどに、たっぷり野菜を。
  主菜はたんぱく源となるおかず。肉ばかりでなく、魚や大豆製品を取り入れて。
  野菜は旬のものが、オススメ。

・体作りも忘れずに。
  規則正しい生活とたっぷりの睡眠を。日内リズムが整って、免疫力アップ。

・精製しない食品を取り入れましょう。
  白砂糖よりも黒砂糖。白米よりも分づき米。ミネラルが豊富です。

・砂糖は摂りすぎないで。
  1日に多くても40gを越えないようにしましょう。
  WHO(世界保健機構)では、砂糖の摂取基準を、1日の総エネルギーの10%以下としています。
  6~7歳活動強度中くらいで、エネルギー必要量が男児、1,550Kcal、  
  女児、1,450Kcalならば、砂糖の上限は37g前後となります。

・安全な食べ物を選びましょう。  


このような内容を、自分の体験も交え、これまでの見聞きした多くの実例やデータを
あげて、お話しました。
できることから、取り入れて、お子さんやご家族みんなの健康を守りましょう。
そして、お母さんだけが、担い手になるのではなく、お父さんにも参加して
もらえるようしたいものです。

皆さん、とても真剣に聞いてくださり、沢山のご質問も出ました。

来週の実習では「ごはん作り」の大切さと楽しさを、実感していただけると嬉しいです。

帰り道、河津桜を見ました。
   
まだまだ寒い日が続きますが、春はもうそこまで来ていますね。

コメント (2)
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