おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

ぐるっとパス 埼玉県立近代美術館

2017年08月09日 11時22分54秒 | 美術館・博物館・本・映画
本日はぐるっとパスで、埼玉県立近代美術館へ。
緑の美しい公園の中に建っています。


おめあては『遠藤利克展』。

木、火、水を中心モチーフにした巨大な作品が迷路のように入り組んだ展示スペースに置かれています。
大きな丸木が炎で焼かれて繋いで横たわる。

輪、円い、空洞。

私は作品の周りをグルグル、ぐるぐる巡りました。
一歩動くごとに、見えてくるものが変わっていくのが、不思議であり心地よいです。
美術館は静か。

帰宅してネットで見つけた「無題」という3メートルほどの円柱がぐるりと巡る作品。

会場で撮影していいのは2作品だけで。
画像を拝借。
この火に焼かれた円柱の周りをぐるぐる巡って、不思議な感じがしました。
外から輪の中に入るのにバリアを超えるような。

インスタレーション。昨年、庭園美術館でボルタンスキーの作品を見て、生まれて初めて知った表現方法です。
自分が作品の中に入っていけるような楽しみがあります。

吹き抜けに置かれた
「空洞説ー薬療師の舟」。


2階から見た。


地階、真横から見た。


使われている、木、水、火、鉄。野外展示場では土を掘って作品が置かれる。
中国の五行に通じる世界の5つの要素と同じ。
タイトル「神聖の考古学」というのが頷けます。
コメント
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