今日は上野、
東京都美術館の『奇想の系譜』展へ。
美術館のWebサイトより
本展は、1970年に刊行された美術史家・辻惟雄による『奇想の系譜』に基づく、
江戸時代の「奇想の絵画」の決定版です。
上野公園は桜が満開。
お花見して美術館へ。
江戸のアヴァンギャルド、8人の作品が作家ごとに展示されています。
まずは伊藤若冲。
人気が高いですが、私は初めて。
雄鶏の絵が有名です。
今回初公開の作品もあり、見応え満点。強烈です。
次の曾我蕭白。さらなる、びっくり仰天!
グロテスクです。ググッとこちらに迫ってきて目が離せなくなりました。
これらの作家に着目して著作を著した辻先生のお陰で、この展覧会が実現したのですね〜。
「奇想」と付いたら観てみたいという友人のお誘いでやって来ました。
素晴らしい!
8人の作家の個性が強烈です。
長沢芦雪の大きい小さい、黒白と対比される題材も面白く、襖絵の群猿は見飽きることがありません。なめくじを描いた絵も驚き。はったあとのすじ。
岩佐又兵衛の源義経やその母を題材とした絵巻は緻密で豪華絢爛。
狩野山雪の遠近法など気にかけない獣や鳥ののすさまじい迫力。
花草の不思議な濃淡のついたグラデーションのような黒じみた葉は技法に興味がわきました。
これらの作家たちに先んじて活躍した白隠慧鶴は禅僧で教えを説く絵もダイナミックであり、世俗感がない。
他に、鈴木其一、歌川国芳。
これだけの作品を集めるのは難儀なことでしたでしょう。
海外のコレクションからも沢山集められていました。
いやはやすごい展覧会でした。
朝一で入場して出たのは2時近く。
美術館前でいつものように写真撮って。
公園内の中華レストランでランチ。
デザート、コーヒーも付いていたので、おしゃべりは続きました。
桜も綺麗。
今日もいい1日でした。