メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

2009-07-11 21:04:30 | 日記
昨晩は深夜3時に上のコの「ドンっ!てロフトから降りる音で起こされ、
そのまま翌朝もうるさかったから、またエイブルに行って事情を話したら、
大家さん名義で「これ以上騒音を出したら退去させる」旨を書いた念書にサインをもらうよう手配してくれることになった。
上の階の管理がミニミニで、この件に関してまったく動いてくれない態度なので話が複雑になってる。
しかも最近は3ゼロ(敷金・礼金・保証人なしでもOK)て契約も増えてるから、
上のコもその可能性があるけど、保証人は日本在住者じゃなきゃダメってところが多いから
その保証人にも話してみるとのこと。
保証人がいない場合は、保証会社の可能性もあるが、保証会社は家賃の滞納などには対処するが、
その他の問題にはほとんど関わらないから、それがうまい方向に流れてくれたらいいのだけど。


その後は、予約して届いた本を取りに図書館へ。
途中にある大きな公園に初めて自転車で入ってみたら、広い、広い!公園とゆうより森のようだった/驚
テニスの練習をしてる人、野球やサッカーしてる子どもチーム、お弁当広げてピクニックしてる家族、
バスケ、ジョギングやウォーキングで健康づくりしてる人、子ども向けの遊具もたくさんあったし、
望遠カメラを構えて自然観察?してる団体までいて、みんなほんと多種多様に楽しんでた。
こうゆうのが本当の税金の使い道、町づくりだよね。

わたしもいつかおにぎりやシートとか持って、休日読書しに行ってみようかな。
騒音だらけの部屋よりよっぽどマシだ。
今日みたく暑い日でも体感温度がすきっと涼しくて、すっかりα波が出て森林浴した気分になった。


『狼森と笊森、盗森』作:宮沢賢治 絵:片山 健 (ミキハウス)
人がまだ自然と対話できていた頃の話。4人の農夫とその家族が森にやってきて、
「ここへ畑起してもいいかあ」と聞くと、「いいぞお」と森は答える。
家も建て、汗水流して働いて、収穫のたびになにかしらフシギなことが起こり、
4つの森に聞きに行く。

農具が消えた時に狼森に行った時の狼らの答え方がイイ。

 すると、すぐ狼(オイノ)が九疋(くひき)出て来て、
 みんなまじめな顔をして、手をせわしくふって云いました。
 「無い、無い、決して無い、無い。外(ほか)をさがして無かったら、もう一ぺんおいで。」

賢治の言葉は栄養のように染み渡る。物語自体はとても短いが、
何遍も何遍も読み返してすっかり元気をもらった。
同じように、素朴で力強い森を描いた挿し絵もエネルギーに満ち溢れている。


森と言えば、こちらも借りてみた。
『ルソーの夢―イメージの森のなかへ』(二玄社)構成・文/利倉 隆
ルソーを初めてみたのは「蛇使いの女」だったかな。
最初見た時はピカソかと思ったのを覚えている。鬱蒼とした森に佇む謎の美女は一度見たら忘れられない。
こんど展覧会があったら生で観たいな。



コメント

『I SHOT ANDY WARHOL』(1996)

2009-07-11 19:46:56 | 映画
『I SHOT ANDY WARHOL』(1996)
監督:メアリー・ハロン 音楽:ジョン・ケイル
出演:リリ・テイラー、ジャレッド・ハリス、スティーヴン・ドーフ、マーサ・プリンプトン、ロテール・ブリュトー


I SHOT ANDY WARHOL PROMO

story
1968年6月3日。アンディ・ウォーホルが狙撃された。自首したのは過激な活動家・ヴァレリー・ソラナス。
幼少期に父親からの暴行を受け、両親の離婚などを経て、定職も住所も持たず、
売春などをしながら日々食いつないでいる。
「全男性抹殺団(S.C.U.M./Society for Cutting Up Men)」という脚本を書き上げ、
友人で性転換者のキャンディのつてで、ウォーホールのファクトリーに出入りしはじめる。
しつこく脚本を売り込む彼女を仲間は冷淡に扱う。
有名出版社の男から「小説を書いたらすぐ契約しよう」と持ちかけられ、前金も受け取るが、
全権をゆだねるという契約内容にはめられたと激怒。
同じく活動家の男から奪った銃でアンディと取り巻きを撃ち、その足で自首する。


1年前に教えてもらってずっと探してたけど、渋谷TSUTAYAで見つけましたv(かなり年季の入ったVHS
学校での成績はとても高かったというが、話したり、書いてる言葉は下品そのもの。
売春で生計を立てたり、出版契約に喜んだり、アンディに攻め寄ったり、
フェミニズムの主張とは裏腹に男性に依存した言動はなんだか浅はかで哀しい神経症に描かれている。
それでも捕まった後に本が売れたってゆうから、彼女もまた一人の被害者だったということかな。


完全に女を捨ててる感じなリリ・テイラーが鬼気迫る(ちょっと見トム・ウェイツっぽい
アンディ役のジャレッド・ハリスは本人より線が太すぎないか?て思ったけど。
ファクトリーの常連、オンディーヌ 、ヴィヴァ、イーディら他も登場。
ヴァレリーの友人のキャンディ・ダーリンって、ルー・リードの♪Candy Says と関係がなかったっけ?→here
音楽はJ.ケイル。ヴェルヴェッツが演奏してるシーンもチラっとあり。
サントラもイイ。


コメント