メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

公園デビュー

2009-07-18 21:07:52 | 日記
朝からそーじ&洗濯を早々済ませて、昼前には図書館へ予約した本を受け取りに。
今週こそは公園デビューしてみようかと家からレジャーシートと虫除けスプレーを持参、
途中のコンビニでおにぎりとお水を買って準備してみたv

その前に、図書館にあったタウン情報誌を見て、近くに「火防及び農作」の神社さんがあると知って行ってみた。
建て込んだ住居の中に緑が生い茂った一角が現れて、鳥居の向こうにはいい感じに寂れた神社があった。
もうすっかり正式なお参りの仕方を忘れてしまって、近所の家が近くて恥ずかしかったのもあり、
お賽銭を入れて簡単にお参りしただけなんだけど、やっぱりいいな神社やお寺さんのあるところって落ち着く。

古典の中に出てくる、夫の便りなどを待ちわびながら、侘しくも味わいのある住まいにひっそりと暮らす女性の生活っていいなあって思う。
夫ってゆっても一度か二度訪ねてきてそれきりってパターンも多かったみたいだけど。
都の喧騒から離れた竹林なんかに囲まれた自然の中で、書や絵をたしなんだり、歌を詠んだり、
琴や笛を奏でたりして静かに時が過ぎてゆくなんてステキだ。。。
たしか『枕草子』にもそんなことが書かれてあったな。
ある程度の年齢になったら出家して、人生を振り返り、来世を夢見て、仏道を学ぶなんてゆうのも憧れる。


公園では、和太鼓が聞こえてきたり、太極拳をしてるグループもいたし、
サックスやリコーダーの練習をしてる人もいたな。セミも鳴いてた。
昼もすぎて、夢中で自転車をこいでたせいで疲れてきたから、木のベンチでひと休みして、
おにぎりを食べながら読書(ってゆっても『あさきゆめみし』の漫画ですが
木陰は快適だけど、虫除けスプレーを手足にかけてもやっぱり3箇所くらい食われた(これさえなければ・・・


ちょっと小雨になってきたから帰ったら、大家さんからまた電話
結局ミニミニはまだ全然動いてくれないらしい↓↓↓
上の女性は引越すようなことも漏らしてたようだが、まったくあてにならないな。

大人の芝居の先行がぴあといーぷらでスタート。
当たりますよーに。よーに/祈×5000

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『リスボン特急』(1972)

2009-07-18 20:26:00 | 映画
『リスボン特急』~Un Flic(1972)フランス
原案・脚本・台詞・監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーヴ、リチャード・クレンナ、リカルド・クッチョーラ、ジャン・ドサイ、マイケル・コンラッド、アンドレ・プッス、ヴァレリー・ウィルソン ほか


「警官が人に対して持つ感情は2つしかない。疑いとあざけりだ」
   フランソワ=ウジェーヌ・ヴィドック

かっけー!!!これこそ名画中の名画。なにも先入観のない状態で観て欲しい。
購入して何度も味わいたい衝動に駆られる。実際、つづけざまに2度観てしまった(内容がより分かった
美しくかつ冷酷でデキる警察署長のドロンがまさに主役らしい主役っぷり。
とにかくムダなせリフやショットは一切なし。説明が少ない分、想像がふくらむ。
演技者たちの表情、目配せひとつで、胸の内、これから起ころうとしていること、
過去にあったことがうかがい知れる。
ドロンとドゥヌーヴの刺激的な競演など、どの一瞬も見逃せない。

story
「こちら8号車。どうぞ。今、代わります」
「はい、どこです?行きます。後で電話します」
機械的に通報を受けて現場へ向かい解決する、すでに人間的な心も失ったかのような警察署長のコールマン。
4人の銀行強盗が入り、ひとりは行員に撃たれて重症を負う。
犯人一味は奪った金で麻薬の売買をするべく、受け渡しをリスボン特急の寝台車とする。
情報屋から聞いて張り込んだコールマンだったが、まんまと騙されてしまう。
食堂で一味の一人を捕らえ、「仲間の名前を教えろ。これは賭けだ」と鋭く尋問するが。。


ヘリから走る列車に乗り移り、作業衣の下のナイトガウン姿となって、ブツを奪い、
再び作業衣に着替えて、ヘリに戻るまでの長いような短いような緊迫した20分間が今作の最大の見せ場。
まるで怪盗ルパン並のこのキャバレー店長何者っ?!てくらいの手際よさ/驚
ドアの外からデカい磁石でチェーンを開けるってビックリ!!!

男娼の情報屋が裏切られたことを知って傷つくシーンも素晴らしい。
彼女もきっと美しい警察署長さんにただならぬ想いを抱いていたに違いない。

昏睡状態の仲間の命を静かに終わらせながら後悔するドゥヌーヴの哀しい顔もイイ。
ホテルから愛人への電話を探知するシーンも凄い!(あの機械は何???
年老いた猿にも見えるドロンの相棒もかなりいい味出してる。
ラストのBEEP音は車中の電話。鳴りっぱなしにさせることでコールマンの哀しみがより伝わってくる。

美術館のシーンのバックなど、ところどころ分かりやすすぎな書き割りだったり、
列車とヘリのシーンがこれまたオモチャ?てくらいの特撮(といえるだろうか?)なのが妙w
カットされたシーンで不自然なつなぎ方のところも多々あったが、まあ細かいことは抜きにして。

エンドクレジットに流れる歌はご愛嬌か(2Hサスペンスドラマスペシャルみたいな雰囲気
全編に流れるのは渋くてスモーキーなサックスでオシャレ。


特典にはフォトギャラリーあり。アイコンとしてドロンの顔写真が使われているw
とにかく世紀の二枚目スターなのだ。


会社で鉄道の記事ばかり読んでいるせいか、なぜか急に鉄道の映画が気になってきました。。
めざせっ鉄子&歴女!!!w


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