メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『素敵な歌と舟はゆく』 (1999)

2011-06-19 19:46:41 | 映画
『素敵な歌と舟はゆく』(Adieu, plancer des vaches!)(1999)フランス=スイス=イタリア合作
監督・脚本:オタール・イオセリアーニ
出演:ニコ・タリエラシュヴィリ(声の吹替: マチュー・ドゥミ)、リリー・ラヴィーナ、フィリップ・バ、ステファニー・アンク、ミラベル・カークランド、アミラン・アミラナシュヴィリ、ジョアサン・サランジェ、マニュ・ド・ショヴィニ、オタール・イオセリアーニ、ナルダ・ブランシェ、ヤニック・カルパンティエ、アルべール・マンディ、アリックス・ド・モンテギュ ほか


「よそは 常にここよりいい」


新しい32型テレビが届いて、せっかくだから最初はよさげな映画を1本観ようと思って借りてみた。
TSUTAYAのカードが更新時期を迎えて、更新料400円かかったかわりに、旧作が1本タダになったしねv

ゆったりした時間が流れてる話がいいなって思ってたら、まさにその通りな1本だった(これは特技かも?!
いい映画ってのは、ジャケやカンタンなストーリーを見れば分かる。
美味しいコーヒーのように香ってくるもんなんだよね
『ぼくの伯父さん』にも通じるのんびり、豊かな時間が流れる1本だった。
予告編のキャッチコピー「ノンシャラン」て書いてあって、
何だろうと思って調べてみたら、ちゃんとしたフランス語なんだね/驚
nonchalant=無頓着でのんきなさま。なげやりなさま。だって。


▼story
お金持ちの息子ニコラは、毎日ボートに乗って、スーツからカジュアルに着替え、
町で皿洗いや、窓拭きなどのバイトをして、浮浪者のヒゲのおじさん、物乞いの青年らと付き合っている。
一方、鉄道清掃員の青年は、ウサギ小屋みたいな場所に住んでいて、
アフターファイブは一張羅のスーツでキメて、バイクを借り、女の子とデート

ニコラの母はやり手の商売人で、ヘリを飛ばしていろいろ売りまくり、好色な実業家と浮気もしてる。
年老いた父は、金髪のメイドにちょっかいを出しながら、鉄道模型をいつもガミガミ妻に怒られ、
妻の留守中に禁止されてる酒と煙草をやりながら、好きなハンティングを楽しんでいる。

ニコラは、カフェの娘ポーレットに一目惚れするが、鉄道清掃員の青年に先にデートされてしまい。。。



キャストを見たら、監督の知り合いとか、カフェで見かけた店員とか、監督自身も出てるし、
時に押し付けがましいほど演技バリバリのハリウッドスター映画に慣れてしまってるけど、
たまにはこんな生のニンゲンが出て、生の生活を撮った映画も観たいもんだ。

貧しい青年の住んでる激狭な部屋は、本当にあるのかしら???
ゆってみれば、町全体が彼の部屋みたいなものなのかもしれないけど。

ハシビロコウさんみたいなフシギな鳥がポイント。
哲学者みたいな顔をして、まるで主人公のように振る舞ってる。
ほかにも、ラブ、狩りの犬、馬など動物がたくさん出てくるのもポイント高し

原題の意味は、「息苦しい地上にお別れだ!」
オフィにある監督インタビューによれば、「昔の船乗りの言い回し」なんだとか(このインタビュー記事はとっても素晴らしい
長いこと過ごした海にうんざりして陸に上がるけど、陸は陸で問題が山積み。
そんな矛盾を抱えつつ、自分の本当の居場所は別にあるんじゃないか、
適職、適性はもっと他にあるんじゃないか、なんて堂々巡りしながら、
とりあえず生まれ育った環境、日々の暮らしに甘んじている。
そんなわたしたちの世界を代弁しているようだ。

檻に入れられた鳥が、最後は開いた扉から出てきてしまうシーンも象徴してるのかも?
白い帆を張ったヨットが、紺碧の静かな海をのんびりと流れてゆく様子を
ずぅ~っと引いて映してゆくカメラワークのエンディングもステキだった。

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地デジテレビがやって来た

2011-06-19 19:36:02 | 日記
前日(18日)に電話連絡がきて、13時~15時の間に配達するとのことで、
朝から片付けて待ってたら、13時ちょい過ぎくらいにはもう来てくれたv
2人の兄ちゃんが手慣れた様子で設置&チャンネル設定までしてくれて、
ついでに外付けHDD、ビデオデッキ、DVDプレーヤーも取り付けてもらったv

電気屋から買ったリサイクル券を渡して、ブラウン管テレビとリモコンも持って行ってもらい、
カンタンなアンケートを書いて終わり。
基本操作も教えてもらって、とりあえず、DVDも見れるし、番組表を出して録画もすぐ出来そうだ♪
取説はのちのちゆっくり見ることにしよう(見るかな?

同梱されてた補強バンドみたいのを使うより、市販されてる耐震用マット?を買って、
テレビ台に貼ることをおすすめするって言われたから、買ってこなきゃ。
テレビ台に1万円払うのはもったいないし、これまでのが充分使えるしね。
でも、薄型だけに、地震で倒れて壊れたって話も聞くから、ちゃんと固定しなきゃダメかも

ところで、ブラウン管テレビは、どうリサイクルされるのかなあ?
地デジにならなきゃ、まだまだ長生きできるコだから、別れがちょっと寂しかった
また生まれ変わって、誰かのお役に立てるとイイねv


7月から始まる仕事の派遣屋から「入社書類一式」が郵送されてきて、ごっそり記入する書類が入ってた
派遣なのに「身元保証人」の書類まであるから、親に明日送る予定。丁寧すぎじゃない?!

父の日プレは半ば成功。
『岳』は好評で、「つづき読みたかったんだ」って、着いて早々夢中で読んでるみたい。
映画化も知ってて「テレビで放映したら録画する」ってゆってたし。
ヌテラは、お湯で溶かして飲んだらしい。いやいや溶けないから
KALDIのドリップ式コーヒーも入れたんだけど、最近はお茶や紅茶派らしい。なのでコーヒーは母用にw


SMJ 全日本スキマ音楽(2011年6月17日OA)
ショートコントは、童謡♪桃太郎 を今風に直される。♪亀田さんに連れられて~

今週は、「スペシャルウィーク」だそうで、なにがスペシャルかよく分からないけど、
ゲストにジェントル久保田くんが登場~!角田さんから「ややこしそうな人」て言われてたw
「意思がない」(ハマケン談)久保田くんは、角田さんにすっかり同調してしまってたし
「4つの死んだ目で見てる」「いや、生きて来てるから」て/爆

今週のスキマ音楽は、♪6:4では反省できない歌
ハマケンいわく「守りコードに入ってる」「葛藤が足りない!」w
なので、トム・ウェイツ風にアレンジされて、乗り移ってた/驚
生ボーン入りで相当かっちょいいけど、これは角田さんのモノマネ番組なのか?w

着うたになる話が実現されることに/祝×500

追。
スキマの前は、落語家さんの番組なのね/驚 「柳家喬太郎 キンキラ金曜日」だって。

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