メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

感謝の日

2011-06-07 21:35:26 | 日記
朝からはぴばすでのメール、カードをいただき、ありがとうううう!!!

この年齢になると、自分の誕生日になにか特別なことをするわけじゃないけど、
この1年も健康で、楽しく過ごせたことに感謝することにしている。

今日も街路樹の新緑を見てたら、遠くまで見渡せる眼を持っていることが無性に嬉しくなって、
触れたいものに伸ばせる手、行きたいところに歩ける脚
ああわたしはなんてしあわせ者なんだ!
万年ビンボーではあるけれど、食べたいものが食べれて、雨風しのげる家がある

それこそ戦中・戦後なんて、お金があっても食べるものがなかったなんて信じられない。
今日元気でいたって、明日はどうなるかわからない。
だから、今日、この瞬間、生きて、食べて、楽しく過ごせていることは奇跡の連続なんだ。


家族も、友人・知人もみんな元気でいることにも感謝v
いろんな場面で失礼なことをゆったり、ご迷惑をかけているかと思いますが、
改めて、ありがとう。そして、これからもよろしくお願いしますです

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『のだめカンタービレ「巴里編」』(全11話)

2011-06-07 21:10:50 | マンガ&アニメ
『のだめカンタービレ「巴里編」』(全11話)

op theme:Sky High 作詞 - 安岡優 / 作曲 - S.Rachmaninov、服部隆之 / 編曲 - 服部隆之 / 歌 - ゴスペラーズ

ed theme:東京 et 巴里 作詞 - solita / 作曲・編曲 - 大川茂伸 / 演奏 - 宮本笑里×solita

2008年10月9日~12月18日までOA。全11話だからあっさり見終わってしまった。

▼disc 1,2
パリに渡ったのだめと千秋は、千秋の母つながりのアパルトマンでまた隣り同士に。
音楽スクールのコンセルヴァトワールに通う仲間も同じアパルトマンにいて、
アニメオタクのフランク、派手好き&男好きなターニャ、ホームシックで金にシビアな中国人留学生ユンロンなど。

学校にはオーボエ奏者・黒木くんも通っていて、パリになかなか馴染めずにいたが、のだめの明るさに救われる。
パリでもOAされてる「プリごろ太」でフランス語をマスターしてしまうって・・・ありえないよね?

指揮者の試験て厳しいんだなあ!音の調整や、わざとパートを変えたりしてるのを間違い探しするとかetc...
第2の故郷であるパリで解放的になってるせいか、シュトレーゼマンにけしかけられたせいかわかんないけど、
のだめと千秋の距離が急に親密に/驚(真一って名前で呼ぶ時もあるし


▼disc 3,4
千秋はシュトレーゼマンと同じプロダクションに入らされ、伝統あるマルレ・オケの常任指揮者になるが、
ごっそりメンバが辞めてしまったあとのオケは足並み揃わず、長年の会員も抜けてしまう始末。
オーディションで若いメンバを増やして迎えたリベンジで、千秋は見事オケを復活させる。

一方のだめは、ピアノの教授オクレールのすすめで教会での初リサイタルを行い、
苦手なモーツァルトを楽しく演奏。黒木くんとターニャもいい感じに

アナリーゼ=楽曲分析(がっきょくぶんせき)とは、その音楽がどう組み立てられているか調べる事。

ファゴットとバソンの見分け方は、「Thunder's音楽的日常」てゆうサイトに書かれていたけど、
素人にはさっぱり・・・
ちなみに、フランスつながり?で髭男爵が毎回出てるw

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『小学館版 学習まんが人物館 南方熊楠』

2011-06-07 19:53:09 | マンガ&アニメ
『小学館版 学習まんが人物館 南方熊楠』
荒俣宏/監修 みやぞえ郁雄/まんが 千葉幹夫/シナリオ

水木しげるの書いた『奇人怪人大図鑑』を読んで興味を持ったので、児童向けまんがで借りてみたv
水木さんの絵は、かなりデフォルメされてて、エキセントリックな逸話のみの抜粋だったから印象が全然違った
写真を見たら意志の強そうな精悍な青年で、小学館風に描くと爽やかなイケメンに変身してるw


主な経歴
1867年生まれ。神童と呼ばれ、大学まで行くが中退し、19歳でアメリカに渡って6年間過ごす。
キューバ島で慣れない靴を履いて脚を悪くしたのかな?サーカス団とともに各地を回ったってスゴイ!
25歳でロンドンに行き8年過ごす。大英博物館で資料を読みまくり!
論文『東洋の星座』が科学雑誌「ネイチャー」に掲載される。
14年ぶりに帰国。ディキンズと『方丈記』を翻訳&出版。田村松枝と結婚。
「神社合祀令」に反対して投獄される。柳田国男と交流し『南方二書』を出版。

「神社がなくなると、人びとの心のふるさとがなくなる。人びとのふるさとを愛する心がなくなれば、自然が枯れる。大切な史跡や動植物がなくなる」
神島はのちに天然記念物に指定された。

昭和天皇に粘菌などのご進講をする。1941年、74歳で亡くなる。
「この部屋の天井に美しい紫の花が咲いている。この花が消えてしまうから(医者は)呼ばないでくれ」が最期の言葉だったという。
天皇陛下にご進講した際に、もろもろの研究材料をキャラメルの箱に入れたエピソードは、
そう言えば、町歩きで「昭和天皇記念館」に行った時に見た気がするな・・・


昔は本が貴重で高価だったし、図書館やコピー機なんてないから、
学びたければとにかく本を持ってる人のところへ行って書き写して、丸暗記するしかなった/驚
南方の「抜き書きノート」は無数にあって、絵も上手かったんだな。

「南方の研究は21世紀の宿題だ」と言われているそうな。
合理思想をはるかに通り越して、エコロジーを明治から一貫して貫いてた人だったんだ。
エキセントリック(中心から外にいる)な人柄は、当時の日本では全然理解されず評価もされなかった。

何度も学校を退学したり、させられたりしてるけど、本当に学びたい人にとっては、
社会の規律や、集団ルールなんて邪魔で無意味なものでしかないんだな。

明治維新とともに生まれ、大戦直前に亡くなるタイミングや、
商売のうまくいってる商家(なべ屋)の、比較的自由のきく次男坊に生まれたってゆうのも、運命なのかも。
ちなみに、お父さんと弟さんが始めた酒屋(南方酒造)は、世界一統として続いている。

アジア人で初めて西洋において新種を発見したり、投獄された牢屋でも新種発見!驚
幽霊も観察して、幻覚と区別したってすごすぎ・・・



参考資料
『南方熊楠アルバム』八坂書房
『縛られた巨人』新潮社
『朝日ジュニアブックス科学者・探検家120人物語』朝日新聞社
『猫楠』水木しげる(講談社)
『南方熊楠』岩波ジュニア新書
ほか

関連メモ
カーソン『沈黙の書』
柳田国男『遠野物語』
ジョン・ミューア:ヨセミテ国立公園を守った。
南方熊楠顕彰館


追。
飼っていたカメが平成12年まで生きていたってのもすごい!驚

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