メランコリア

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『アートコミック まんが西洋美術史2』

2011-06-21 17:21:56 | 
『アートコミック まんが西洋美術史2』(美術出版社)
高階秀爾/監修

<目次>
第1章 バロック→ロココの美術
バロックの美術、まんがルーベンス、レンブレント、ロココの美術、まんがゴヤ

第2章 新古典主義→印象主義の美術
新古典主義の美術、ロマン主義の美術、まんがダビッドと新しい美術の幕開き、ドラクロワとロマン主義の確立、写実主義の美術、バルビゾン派、まんがクールベと変わりゆくパリ、印象主義の美術、まんがモネと印象主義の仲間たち


<本書抜粋メモ>

カラバッジオは、デレク・ジャーマンの映画で観たな。
エル・グレコ、ベラスケス、プッサン

礼拝像、祭壇画→風景画、風俗画、静物画、肖像画へ。専門画家も現れる。

ベルサイユ宮殿=ルイ14世の権力の象徴。庭園が遊園地状態!

ルーベンス
バロック美術を代表する画家。ドイツ生。有能な外交官でもあった。
「アントワープ大聖堂」は、『フランダースの犬』で、ネロが観た絵だね/涙
大量の注文絵画を完成させるために、友人の画家との共同制作したり、複製を弟子につくらせた。

レンブラント
オランダ生。
絵を家の中に飾る習慣があったことも芸術家を育てた土壌になったんだな。
妻サスキアは病弱で、子どもを次々と亡くした後に、サスキア自身も亡くなり、
再婚相手も亡くなり、一人息子も新婚早々亡くなるって・・・

ワニス=樹脂などを溶かした透明の塗料
エッチング
ドイツのマイセン、ワトー「ジル」、ゲインズバラ
パステル画が1720年ごろから流行した。
ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人が芸術を保護。
1人の女性の野心が結果的にアートを成長させたんだから分からないよね。
ロココは女性の時代。女性は、パニエ(ドレス)、男性はカツラを着用するのがファッション。料理や刺繍もしてた/驚

ゴヤ
スペイン生。新古典主義の画家。啓蒙主義。のちに宮廷画家に。
46歳から幻覚を見て、聴覚を失う→ニンゲンの内面に隠されたドロドロを描く。
「ロバの顔をした貴族」は可愛い 「裸のマハ」は猥褻だとして裁判となる。
妻が他界→再婚→病気が再発。
「我が子を喰らうサトゥルヌス」これが自宅の壁に描かれてるって怖すぎ!!!
晩年はボルドーで穏やかに暮らした。

キアロスクーロ法
イタリア語で「明-暗」という意味で、美術においては、明暗のコントラスト(対比)を指す言葉。それを用いた技法が「明暗法(めいあんほう)」「陰影法(いんえいほう)」。

版画の種類
木版(14C後半~)デューラー、ゴーギャン、マイヨール→エングレーピング(15C前~16C前)デューラー、マンテーニャ、レンブラント、ゴヤ→リトグラフ(18C末~)ドラクロワ、ドーミエ、ロートレック、ボナール

イギリスで王立美術アカデミー設立(1768)
ルーブル美術館が発足、公開(1793):大きな美術館は略奪の歴史でもあるんだな。
アングル「トルコ風呂」
ウェッジウッド

イギリス上流階級の御曹司たちのヨーロッパ諸都市見聞旅行「グランド・ツアー」によって、
芸術や、新古典主義の考え方が広まったってゆうのも興味深い。

フュースリ「夢魔」
フリードリヒ

ロマン主義=シラー、ゲーテ、バイロン、ショパン、ジェリコー、ブレイク
「道徳よりも感情表現を重視する、想像力豊かな芸術作品が数多く生み出された」
オリエンタリズム=ヨーロッパ画家が中近東や来たアフリカのイスラム世界に憧れた。

ハイドン、クラヴィーア

ダヴィッド
パリ生。36歳でやっとローマ賞をとり、イタリアへ留学。
フランス革命が起き、ナポレオンが君臨する。
「処刑台に引かれてゆくマリー・アントワネット」は老いたふつーのおばさんみたいだな。
議員となって旧アカデミーを廃止、「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」を描いて皇帝画家に。
新アカデミーを作る。王政復活。亡命先のベルギーで死去。

ドラクロワ
パリ生。ロマン主義の画家。両親を亡くし、姉夫婦のもとで暮らす。
ルーブル美術館で学ぶ。新聞の事件を題材に絵を描く。
オリエントを旅行し、「アルジェの女たち」を描く。ジョルジュ・サンドらと交流。
1855年のパリ万国博覧会で回顧展が開かれた。

ピクチャレスク=絵のように美しいの意味。想像力を刺激する不完全さや意外性を求めた建築や庭園、風景画のこと。
写実主義=イギリスに産業革命が起こり、過去の文学や理想からの解放。現実をありのまま表現。
クールベ、ドーミエ、ミレーほか

バルビゾン派=「都会での騒々しい生活から逃れて、自然の荒々しく素朴な力に身をゆだね、豊かな感情をとり戻す。自然そのものの美しさを、ありのままに描こうとした」
風景画は退屈だと思っていたけど、見たままを描くことが新しかった時代もあったんだ/驚
ルソー、コロー、トロワイヨン、ミレー、マネ「笛を吹く少年」は、小学校の音楽室に複製が飾ってあったな。

ジャーナリズムの発達により、新聞に風刺漫画が描かれる。ドーミエ。

ラファエロ前派
ミレイ「オフィーリア」はテート・ギャラリー展に観に行った好きな絵の1つ。

印象主義=モネ、ルノワール(腐った死体のようだと批判された)、ピサロ、ドガ
アトリエから出て戸外にイーゼルを立てて描く。光の微妙な変化をとらえた。
チューブ入りの絵の具が製造されたのも大きく影響(1840)
カフェ、セーヌ沿いの郊外で過ごす週末など、当時の新しい風習を描いた。
「モネはひとつの目にすぎない、だがなんとすばらしい目であることか」セザンヌ

油彩、水彩(グワッシュ、テンペラ)、素描(デッサン)、パステル
ミニアチュール(小さな肖像画)→写真にとって代わられる

モネ
パリ生。最初はマンガを売っていた。港町ル・アーブルに移転→画家を目指してパリへ。
何度もサロンに落ちて、落選者展で「草上の昼食」を発表して論議となる。
点描画法を発案。印象派展を開催。視力が落ちても「睡蓮」を描き続ける。

ジャポニズム



サルヴァスタイル美術館
ここでもいろんな絵が無料で観れるv

とおる美術館
このサイトも面白い。

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『アートコミック まんが西洋美術史1』

2011-06-21 15:14:52 | 
『アートコミック まんが西洋美術史1』(美術出版社)
高階秀爾/監修

<目次>
第1章 原始、中世の美術
原始の美術、メソポタミアの美術、エジプトの美術、エーゲ海の美術、ギリシアの美術、ローマの美術、ビザンティンの美術、初期中世の美術、ロマネスクの美術、ゴシックの美術

第2章 ルネサンスの美術
イタリア・ルネサンスの美術、まんがルネサンスの始まり、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、北方ルネサンスの美術、まんがデューラー、マニエリスムの美術

ニンゲンの出現と同じく生まれた美術の長いの歴史を3冊に分かり易くまとめた第1巻目。
絵、建築物の写真、ピラミッドや工房の様子のイラスト解説、歴史年表のほか、
学校の教科書でもとりあげらる有名画家のエピソードまんがと、代表作が説明されていて、
壮大な美術史のポイントを押さえて、大体の流れをイメージすることができそう。


<本書抜粋メモ>
最初に美術の定義を「目に見える形でなにかを伝えようとすること(p.12)」とし、
古代は生死を表現していたが、後に信仰の対象権力礼賛→ルネサンス期になってやっと純粋に美の追求となる。

モノグラム=姓名の頭文字などを組み合わせて図案化したもの。商標や、署名の代用などにする。組み字。
ラスコー壁画=最も古い美術
ラピスラズリ=エジプト、シュメール、バビロニアなどの古代から、宝石として、また顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた。和名は瑠璃。
アズライト=鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。マウンテンブルー。
クノッソス宮殿
アルカイックスマイル
アール・ヌーボーはケルト美術の影響を受けている。
ボローニャ大学=初めて造られた大学
人文主義=ルネサンス期において、ギリシア・ローマの古典文芸や聖書原典の研究を元に、神や人間の本質を考察した知識人のこと。

ルネサンスは再生という意味です。そこには人間を尊重し、創造力あふれる文化を残した古典古代の時代を再生しようとする動きや、神中心であった中世の間、忘れられていた自然の美や現実世界の価値を再発見し、人間性を回復していこうという意図がこめられています」p.80
て、なんだか現代の傾向と似通ったところがあるな。
それまでは職人の部類だったのが、「芸術家」として世間に評価されるようになったのもこの頃。

透視図法
空気遠近法
線遠近法

メディチ家=フィレンツェ芸術を保護

ジョット→マザッチオ→ダビンチ、ミケランジェロ
フレスコ画
テンペラ画=卵を混ぜるって!驚 腐らないのかな? しかも、よく何百年ももつね。

レオナルド・ダ・ヴィンチ
「醜い顔も美しいものの変化だ」
「聖母子と聖アンナ」
人体や動物を解剖したり、ヘリコプター、パラシュートなど発明したり、あらゆる知識を持ってたんだね!
モナ・リザ=商人の妻リザ・ジュコンダがモデル。モデル後に亡くなったため、絵が手元に残った。

ミケランジェロ
システィーナ礼拝堂 天井画@バチカン宮殿内
「最後の審判」

ラファエロ
ダ・ヴィンチや、ミケランジェロから学んで、絵が売れてからは貴族と似たように暮らした。
「アテナイの学堂」

▼ファン・エイク兄弟
フランドル地方出身。油絵に挑戦。
油絵=顔料+亜麻仁油+テレピン油って、昔の絵は、自然材料でできてるんだな!驚

▼デューラー
木版画・銅版画で大量生産。
「四人の使徒」

「ボマルツォの怪物庭園」

煉獄=カトリックの教理で、小罪を犯した死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪の浄化を受けるとされる場所、およびその状態。天国と地獄の間にあるという。ダンテが「神曲」中で描写。


サルヴァスタイル美術館
ここでもいろんな絵が無料で観れるv
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『待ってたよ。』三遊亭あほまろ/写真と文

2011-06-21 14:59:43 | 
『待ってたよ。』三遊亭あほまろ/写真と文(徳間書店)
北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり

こないだの写真展で紹介されてた本を借りてみたv
ナナちゃんとヒロちゃんが、だんだんと仲良くなっていった過程が分かる。
目を三日月形にして、会うたびにナナちゃんにスリスリするヒロちゃん。
よっぽど好きなんだねえ!
お友だちのにゃんこもたくさん登場♪三社祭の雄大なショットも迫力満点!
毎朝の散歩が朝4時半から、毎日何百枚も浅草の定点写真を撮り続けてるってゆうから凄い・・・

元犬像@蔵前神社
ナナちゃんが銅像に!驚 蔵前神社は、古典落語のゆかりの神社なんだとか。



『絵本 遠野物語』勝又進/絵・文(高文研)
日本民俗学の父・柳田国男の『遠野物語』(1910年)を元にして、遠野に縁のある勝又さんが書いた。
水木さんも『遠野物語』についてマンガを描いているし、
「おしらさま」は太郎さんも著書に書いていたので、
とても気になっていたんだけど、なにせ古い本だから、
最初から難解なものはちょっと・・・って思って、お得意の絵本を借りてみたら、
挿絵と文形式で、元ネタからの一部引用と、遠野を訪れた勝又さんのエッセイみたいな構成だった。

お馴染み?の「雪女」や「河童」のほかにも、現実世界に住む村人と異界を彷徨う者との
フシギな話がいろいろと取り上げられていて、ますます原書に興味が出てきた。



「SIN CE RITA」
父の日に、兄夫婦はジェラートアイスを贈ったらしい
ずっとワインを贈ってたのが、最近は飲んでないんだな/驚
調べたら、とっても美味しそう!
フレーバーは、MEL NOIX(メルノワ)。メルノワは、蜂蜜と胡桃の意味だそう。


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