メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『こねこのクリスマス』

2011-12-08 20:45:19 | 
こねこのクリスマス
作:ターシャ・テューダー
絵:エフナー・テューダー・ホールムス
訳:辻紀子
出版社:いのちのことば社フォレストブックス

あらすじ
家猫だったこねこは、ある日散歩から帰ると家の中はからっぽ。
何日も待った末、捨てられたと分かる。
雪の積もった森をさまよい歩き、疲れきっていると、
冬の間食べ物のない動物たちのために木の実などをいっぱい積んで、
ソリに乗せてきた男性に拾われる。

Xmas本
母がBSで見て大ファンになったターシャ・テューダーだが、絵本はまだあまり読んだことがなかった。
人柄がにじみ出たあたたかくて懐かしい色合いと、素朴なタッチの絵と物語。

厳しい森の冬を歩き回ってようやく暖かな農家を見つける。
そこには、2人の心優しい兄弟がいる。
「森の動物たちを全員家の中に入れてあげられたらいいのに」てつぶやく少年がなんて優しいんだろう!
森に木の実を運んできたのは、兄弟の父親か?動物たちにとってはサンタさんだな

ラストには、物語にも出てきたジンジャーブレッドクッキーの作り方が書いてある。
それぞれの家庭でフルーツケーキを焼いたり、クリスマス独特の風習があるんだろうな。
ちょうど日本のお正月にお雑煮を食べたり、お盆にきゅうりで馬や牛を作るのと同じように。

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