メランコリア

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ドラマ『境遇』(2011)

2013-04-16 22:13:27 | ドラマ
ドラマ『境遇』(2011)
原作:湊かなえ
出演:松雪泰子、りょう、沢村一樹、東幹久、田畑智子、野際陽子、いしだあゆみ、岸部一徳、西本晴紀、名倉潤、西村雅彦、加藤茶 ほか

『告白』『夜行観覧車』『贖罪』など観てきて、すっかりハマった湊かなえさん原作ドラマ。
ウィキを見たら、ドラマとしては今作が1番目だったんだな。
その後の作品に通じる悲しみを湛えてはいるものの、特徴のひとつである“大人の子どもに対する理不尽さ”でゾッとさせるシーンは少なめ。
政治屋の夫の母(姑)がちょっと怖い程度。
昔、起きた事件と、それによって運命が狂ってしまった2人の女性の話。
名倉っちや、カトちゃんが出てたりして面白いキャスト。
思いっきり「徹子の部屋」まんまな「ミツコの部屋」なんて番組もあるし


▼story
高倉陽子は、自身と親友・相田晴美の実話を基にして書いた絵本「青空りぼん」
絵本にしては異例の10万部を超えるベストセラーとなり、新人賞を受賞した。
夫・正紀は政治家だが、以前、1000万円の不正金受け取りを密告され、
事情聴取を受けたスキャンダルから脱却するため、後援会長の後藤、正紀の母は陽子をPRに利用しようと必死。
高視聴番組「ミツコの部屋」への出演依頼もきて、後藤は本人の許可も得ずに勝手に引き受けてしまう。

陽子と晴美はともに両親が分からずに児童保護施設で育ち、晴美の母が青いリボンと手紙を添えていたことで、
大事な形見とも言えるリボンを18歳の時、半分に切って陽子の腕に巻き、
「一緒に幸せになろう。これでもう孤独じゃないんだよ」と絆を深めたのだった。

テレビ出演を間近に控えたある日、老女が陽子の愛息・裕太を誘拐するという事件が起こる。
そして、事務所に「息子は預かった。無事返して欲しければ、世間に真実を公開しろ」という脅迫状がファックスで届く。
政治絡みかとも思われたが、調べるうちに、陽子の出生の秘密に関係していることが分かってくる。。


山々と湖、空のコントラストがとても美しいロケ地で、
長野、松本って書いてあったけど、ほんと?どこら辺だろう???
昔の事件も止むに止まれぬ事情だし、誘拐犯は少年を傷つける心配も少ないって分かってくるから
陽子と晴美の特異な出生と、その後の対照的な人生ドラマを観る感じだった。


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