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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『私は猫ストーカー』(2009)

2013-04-10 22:07:43 | 映画
『私は猫ストーカー』(2009)
原作:浅生ハルミン 監督:鈴木卓爾
出演:星野真里、江口のりこ、宮将、徳井優、坂井真紀 ほか

story
ハルは、夫婦で営む古本屋でバイトをしながら、本業のイラストレーターで細々と暮らしている。
趣味、というか、生活の大半を占めるのは、町にいるにゃんこを追いかけること。
バイト先にもチビトム(体重約8kg)という名の看板猫がいる。
バイト仲間の真由子は「猫がいれば恋人はいらないって人がいるけどヤバいよね」と言われる。
ハルのことが好きな文学青年・健吾は、偶然を装いつつ、ハルの日常を気にしている。
古本屋主人の鈴木は、妻が飲み屋で働いていた時に知り合ったのだそうだが、
線路を挟んだ向こう側に住んでいる元カノから本のプレゼントが届いて、夫婦仲に微妙な空気が流れる。
そんな中、チビトムが突然失踪してしまった。。


のらにゃんを追ってもゴハンをあげるわけでもなく、1人1人と長い付き合い関係を作るわけでもなく、
私と同じで、いってみればイイとこどり、可愛い姿を眺めて、写メって、触れたら超ラッキーって感じ。

ロケは谷根千。やっぱりのらにゃんが多いんだな。
俳優猫も使ってたみたいだけど、なにげない町中のシーンでは、本当にそこで暮らしているのらにゃんを撮ってるみたいだった。
通行人とかもエキストラじゃないみたいだったし、ふつーに往来を止めずにそのまま撮影してる感じ。

【DVD特典】
コンテンツが盛りだくさんで、ハルミンさんによるイラストも可愛い
キャストや、スタッフの紹介、予告編、メイキング、星野さんと監督のインタビュー、コメンタリーなどが収録されている。
公式サイトで募集したのらにゃん+家ネコの写真を監督やスタッフが選んで、項目別に紹介してるのも可愛い

たった6日間で撮影したってほんとっ そんなに邦画って低予算なのか?
いつもメイキングを観て驚くのは、夜のシーンも昼間に撮っていること。編集でどうにでもなるんだね、フシギ~/驚
ハル役の星野真里さんが、先日観た『さよならみどりちゃん』のヒロインだとはまったく気づかなかった/驚
その他もなに気に豪華キャストで、ふつーにいる人たちを演じているんだけど、それぞれの個性が光ってる。
大家さん役の麻生美代子さんは、『サザエさん』のフネ役の声優さんだって!/驚

「外に出ると猫を追っているハルが本当の自分をさらけ出せるのは自分の家の中だけ。
 そんな彼女の影(背中)の部分も出したかった」(監督談

 
【のらにゃんと仲良くなる極意】
その1.目線はなるべく猫と同じかそれより下に。つまりしゃがむか、映画内では這いつくばってた
その2.猫にとってずっと目を見つ合うのは敵意のしるしだから、なるべく長く目を合わせず、普段の8倍はまばたきをする。
その3.慣れてきた様子なら人差し指を差し出して、近付いて、触れてくるようなら触ってもOKの合図v

撫でられると喜んでもらえる風なポイント
額、目のうしろ、尻尾の根元(お尻)なんて初めて聞いた/驚
まあ、にゃんこの好みや、その時の気分によるところも大きいだろうけどね

「猫には人間も知らない時間がある」って目次にある通り、
チビトムさんもいつか帰ってくるんじゃないかなって希望の余韻が残るラストだった。

古本屋さんでバイトっていいかもなぁ・・・

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